「お疲れさまです」
廊下やエレベーターで職場の人と会ったときの定番の挨拶です。
相手の立場に関係なく、部下から上司まで使える万能の一言ですね。
「お疲れさまです」の一言には、相手を元気づけたり労に感謝したりするなどの意味が含まれています。
「お疲れさまです」と声をかけると喜ばれ、その後のコミュニケーションも取りやすくなるものです。
礼儀正しいあなたなら、いろいろな人に「お疲れさまです」と声をかけていることでしょう。
さて「お疲れさまです」と声をかけるのはいいのですが、一番大切な人に言い忘れていませんか。
私たちは、肝心の人物をすっかり見落としていることがあります。
自分なのです。
たまには自分にも「お疲れさまです」と言ってみてください。
たとえば、休憩で席を立つタイミング、一区切りがついたタイミング、仕事が終わって会社を出るタイミングです。
大きく声に出してみるのもよし。
小声でつぶやくだけでもかまいません。
自分で自分の労をねぎらうことになります。
おかしなことではありません。
自分の努力は自分が一番よくわかっているのですから自然なことです。
「私は頑張っている」「やるべきことをやっている」という気持ちを確認できます。
自分を認めることになって「よし!」と思えます。
また客観的に自分を見つめることにもなります。
忙しさに終われていた中、ちょっと立ち止まり、冷静を取り戻す機会となるでしょう。
自分で自分に「お疲れさまです」と声をかけることもあっていい。
疲れが吹き飛び、また心にエンジンがかかるのです。