花や果実の香りを嗅いでリラックスしたことがあるでしょう。
「嗅覚は本能に近い感覚」といわれています。
香りには人の気分に直接作用する力があります。
嗅覚はほかの感覚器官とは違って大脳辺縁系と直接つながっているため、ちょっと香りを嗅いだだけでも即効性があります。
昔使っていた香水を嗅ぐと、一瞬で当時の情景や心情が思い出されるのもそのためです。
生活の質を高めたいなら「アロマのある生活」にチャレンジしてみませんか。
積極的にアロマを活用することは、積極的にリラックスすることです。
普段からアロマを使っていれば、リラックスやリフレッシュの機会も増えることになるため、思考や精神の安定が期待できます。
仕事で気が立っていても、自宅でアロマを楽しめば、リフレッシュやストレス解消もスムーズになるでしょう。
ストレスの多い毎日を送っていても、アロマがあれば怖くありません。
それぞれアロマオイルには、それぞれの効能があります。
心を安らかにしてリラックスをしたいなら「フローラル系」がおすすめです。
代表的なものは、ラベンダー、ゼラニウム、ミモザ、ジャスミン、ローマンカモミールなどがあります。
フローラル系は、香水のように高貴で華やかな香りが特徴です。
フローラル系の香りには人の気持ちをリラックスさせる作用があり、心身のバランスを整えてくれます。
頭をしゃきっとしたいときは「シトラス系」です。
代表的なものは、レモン、ネロリ、オレンジ、グレープフルーツ、メリッサなどがあります。
シトラス系の香りは爽やかですっきりしていることが特徴です。
シトラス系の香りには、気持ちを爽快にさせたり脳の働きを高めたりする効果があることで知られています。
しゃきっとした気持ちになるので、テンションを上げたいときには効果的でしょう。
迷ったときは、ラベンダーです。
ラベンダーは最も基本かつ定番のアロマオイルなので、ここから始めれば間違いないでしょう。
もちろんアロマの知識がなくても大丈夫。
1つずつ自分で香りを嗅いでみて、気に入ったものを選べばOKです。
アロマのいい香りが広がれば、同じ部屋でもまったく違った雰囲気となるでしょう。
興味が出てくれば、本格的にアロマセラピーの勉強をしていけばいいだけです。
アロマの世界は奥が深いですが、とっつきやすいことも特徴です。
香りは目に見えませんが、人の心や空間の雰囲気に大きな影響をもたらす要素です。
アロマは生活に必要なものではありませんが、興味があれば、ぜひ取り入れてみるといいでしょう。
ネロリやローズオットーなど高価なアロマオイルもありますが、その限りではありません。
最初は手ごろなアロマオイルから試していけば、さほど費用もかかりません。
アロマの中には生理不順や更年期障害など、女性特有の症状に効果があるものもあるので試してみる価値はあるでしょう。
アロマの力は、あなたの心強い味方となります。