古いお守りがたまっていませんか。
お守りを買うのはいいのですが、捨てることなく、そのままほったらかしになっているケースが少なくありません。
そのままごみ箱に捨てることをためらい、なんとなく持ち続けていることもあるでしょう。
バッグに付けたまま、引き出しに入れたまま、神棚や仏壇に置いたままなどです。
いつの間にか古いお守りが自宅にたまっていることもあるのではないでしょうか。
お守りの効力は、1年です。
1年を過ぎたお守りは役目を終えたものと考えてください。
新品のようにきれいで「また使える」と思うかもしれませんが、お守りの効力は失われています。
古くなったお守りはどうするか。
ごみ箱に捨てるのではなく、神社に返納しに行きましょう。
どの神社に返納してもよいわけではなく、買った神社に返納するのが基本です。
神社には「納付所」「お焚き上げ」というところがあるので、そこに持っていけば、神職の方が儀式で焼いてくれます。
「1年間お世話になりました。ありがとうございました」と感謝の気持ちを込めて返納しましょう。
ただし、納付所やお焚き上げは1年中設置されているとは限らず、年末年始のみというケースもあります。
場所がなかったりわからなかったりするときは、社務所に尋ねてみるといいでしょう。
神社が遠方にあって直接行くのが難しい場合は、郵送で送ることもできるので検討してみてください。
少々面倒に感じるところではありますが、重い腰を上げてください。
そのお守りは、1年間、雨の日も風の日もずっと守り続けてくれました。
1年間あなたを守ってくれたことを考えれば、返納の手間は小さなことでしょう。
お守りの返納は自分のためでもあるのです。
古いお守りを神社に返納することで、気持ちがリフレッシュします。
「やるべきことをやった」と胸を張れ、心の霧が晴れます。
掃除をすればすっきりして気持ちがいいように、お守りを返納することもすっきりして気持ちがいい。
「きちんと身の回りを整えることができた」という達成感があります。
これが「きちんとする」ということです。
お守りを返納できれば、気兼ねなく次の新しいお守りを購入できます。
古いものを手放せば、新しいものが入ってきやすくなり、生活の新陳代謝がよくなります。