リフレッシュの方法として「仮眠」が有効です。
あなたの勤め先が仮眠を推奨する企業であれば恵まれています。
疲れや眠気でぼんやりしてきたら、仮眠を取りましょう。
疲れや眠気に耐えながら頑張ったところで、いい仕事はできません。
集中力や思考力が低下した状態では、ミスや失敗を招いてしまう原因になることもあります。
疲れや眠気が襲ってきたときは、無理に頑張るより、素直に仮眠を取るのが正解です。
スペインやイタリアでは「シエスタ」という仮眠習慣が日常的に取り入れられていることで有名です。
仮眠を取ると、短い時間であっても頭がすっきりして、脳のリセットとしての役目を果たします。
特に昼食後は眠くなりやすいタイミングです。
昼食を取った後は、食べたものを消化するため胃や腸の血流量が増加します。
胃や腸に血液が回る分、脳の血流量が減って活動が低下するため、それが眠気の原因となります。
職場に仮眠スペースがあるのなら、ぜひ利用させていただきましょう。
きちんと横になればしっかり休憩ができるため、疲れやストレスもスムーズに取れるでしょう。
仮眠スペースがない場合、職場のデスクに突っ伏して仮眠を取るのも1つの方法です。
寝心地がいいとはいえませんが、少しでも休憩を取っておくことは大事なことです。
人が受け取る情報の9割は、視覚です。
目をつぶってうつぶせになるだけでも視覚情報を遮断できるため、疲れが取れていきます。
うつぶせ仮眠用のクッショングッズもあるので、気になる方は利用してみてください。
耳栓を使えば音の刺激が軽減されて、さらに休憩効果が高まります。
昼休みにゲームやウェブ閲覧を楽しむのもいいですが、無理は禁物です。
きちんと仮眠を取っておくほうが、午後のパフォーマンスが向上します。
仮眠は「30分以内」がおすすめです。
30分を越えると「仮眠」ではなく「睡眠」となって体内時計のリズムが狂うため、夜の入眠に悪影響を及ぼす可能性があります。
個人差があるため厳密に30分と決まっているわけではありませんが、1つの目安としておくといいでしょう。
寝過ごしてしまいそうなら、タイマーをセットしておけば安心です。
忙しくて仮眠の時間がない人も多いでしょうが、何とか時間を捻出できないか調整してみてください。
適度な仮眠は、仕事にプラスの効果をもたらします。