「おはようございます!」
人から挨拶をされたとき、どんなリアクションをしていますか。
完全な無視ではありません。
態度や表情を通して、ひとまず挨拶の返事はできています。
「こちらこそおはようございます」というニュアンスが伝わるでしょう。
もちろんたまたま声を出せない事情があって、無言のリアクションになるならいいのです。
たとえば、口いっぱいに食べ物を含んでいるときは、声を出したくても出せません。
仕方なく無言のまま、笑顔や会釈だけの返事になるでしょう。
とても忙しい最中なら、挨拶を返す余裕がないときもあるでしょう。
しかし日頃から、無言のまま、笑顔や会釈の返事が癖になっている人は要注意です。
理想的な挨拶の返事ではないからです。
相手はわざわざ声を出して挨拶をしていて、自分は無言の挨拶ではアンバランスでしょう。
声で挨拶が返ってこないと、あまり感じがよくありません。
相手は「どうしたのだろうか」「タイミングが悪かったかな」と不安や心配になります。
ときどきならいいですが、普段から癖になっているなら、意識して早めに直しておくのがいいでしょう。
言葉で挨拶されたら、言葉で挨拶を返すのがマナーです。
「おはようございます」と笑顔で挨拶をされたら、自分も「おはようございます」と声を出して挨拶を返します。
「お疲れさまです」と笑顔で挨拶をされたら、自分も「お疲れさまです」と声を出して挨拶を返します。
相手と同じくらいか、それより少し元気な挨拶を心がけるのが好印象です。
これが、最も気持ちのよい挨拶のやりとりです。