趣味の幸せは、趣味の最中には気づきません。
趣味に没頭しているからです。
没頭しているときは、完全集中の状態です。
驚異的な集中力を発揮していて、周りが見えなくなっています。
視野が狭くなっている代わりに、目の前のことには全力が注がれています。
冷静に振り返る時間はありません。
時間感覚もおかしくなり、数時間があっという間に過ぎます。
趣味の幸せは、後から感じます。
趣味が終わってほっと一息ついたとき、はっと我に返り、幸せが波のようにどっと押し寄せます。
「充実した時間だったな。幸せな時間だったな」と気づくのです。
趣味の最中に幸せを感じなくても、おかしなことではありません。
それだけ趣味に没頭できている証拠です。
「幸せを感じないくらい趣味に没頭できていたんだな」と自分を褒めるくらいでちょうどいいのです。