なぜ飽きを感じるようになるのか。
それは、深掘りをしていないからではないでしょうか。
一通り学んだり経験したりしてわかった気になり、それがすべてだと思う人がいます。
これは誤解です。
深みのない趣味はありません。
どんな趣味にも必ず深みがあります。
底が見えないくらい、果てしなく深いのです。
深掘りをしないと表面だけで終わります。
学習も経験も、表面だけでは早く終わる傾向があります。
深掘りをしないと、同じことの繰り返しになり、早く飽きがくるのです。
表面だけでわかった気にならないことです。
本当に面白いのは、そこから先であり、深掘りをすることです。
たとえば、お酒であれば、普通に買ってそのまま飲むだけでなく、飲み方を工夫してみます。
ロックのときは氷の形や大きさを、水割りであれば、水の量や温度を工夫してみます。
お酒にハーブを加えて、ハーブ酒を作ってみることもアイデアです。
やりようによってはさまざまな味わいを発見できて、お酒の世界を深掘りしていけます。
アロマキャンドルが趣味なら、普通に火をつけて楽しむばかりではありません。
デコレーションを加えてみたり、キャンドルグラスの種類を変えてみたりなど、自分なりにアレンジしてみます。
自分でアロマキャンドルを作ってみると、ますますアロマキャンドルの世界を深掘りしていけるでしょう。
コーヒーが趣味であれば、市販のコーヒーを飲むばかりでなく、ハンドドリップにもチャレンジしてみます。
自分で豆を買って、豆のひき方・お湯の温度や注ぎ方・抽出にかける時間など、いろいろ試してみます。
コーヒーのいれ方ひとつでも、深掘りを楽しめるはずです。
深掘りの仕方がわからないときは、専門書を読んでみたり、その分野の詳しい人に話を聞いてみたりするといいでしょう。
どんな分野にも、その道の先輩がいます。
ネットでチェックしてみると、その分野の先輩たちが、さまざまな深掘り方法を紹介しているはずです。
趣味の醍醐味とは、深掘りをすることにあります。
深掘りをしていくにつれて、どんどん新しい気づきや発見と出会えます
技術や経験も身について、博士のように詳しくなり、プロのようにうまくなります。
その趣味の本当の価値を知ることになるのです。
どんな趣味でも、本気になれば「底なしの沼」を経験することになります。
表面は有限ですが、深さは無限です。
深掘りをしていくと、いくらでも新鮮な刺激と出会えるので、飽きることはないのです。