公開日:2024年9月17日
執筆者:水口貴博

趣味に飽きたときの30の対処法

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大きなイベントも、回数が多いと、趣味になる。

大きなイベントも、回数が多いと、趣味になる。 | 趣味に飽きたときの30の対処法

天才絵師・葛飾北斎には、ユニークな趣味が2つありました。

どちらの趣味も、なかなか珍しくて度肝を抜かれます。

1つ目の趣味は「引っ越し」です。

北斎は生涯に93回も引っ越しをしました。

1日に3回引っ越したという記録まであります。

引っ越しとは、新しい環境に移り変わることです。

部屋の中も周囲の環境もがらっと一変します。

北斎は新しい環境に身を置くことで、新鮮な刺激から着想を得ていたのでしょう。

彼にとって引っ越しは、素晴らしい絵を描くために必要な行為だったのです。

もう1つの趣味は「ペンネームの変更」です。

彼は生涯に30回もペンネームを変更しました。

「宗理」「戴斗」「為一」「まんじ」「画狂人」など、日頃からしょっちゅうペンネームを変更していました。

晩年には「画狂老人卍」というペンネームで活躍していたとのこと。

1回変更するだけでも大変なことなのに、30回とは驚きです。

ペンネームの変更とは、築き上げたブランドを捨てることです。

苦労して築き上げたブランドをあっさり捨てるのですから驚くほかありません。

彼は引っ越しをすることで、過去の自分を捨て、新しい自分に生まれ変わっていました。

新しい自分に生まれ変わり続けることで、どんどん絵を進化させていったのです。

引っ越しといいペンネームの変更といい、これだけ回数が多いともはや趣味です。

北斎は、引っ越しもペンネームの変更も、軽い気持ちで「さあ、やるか」と楽しんでいたのでしょう。

そうしたフットワークの軽さ、そして常識にとらわれない発想が、彼の魅力でもあります。

世の中に趣味にならないことは1つもありません。

大きなイベントも、回数が多いと趣味になります。

私たちも、北斎の姿勢から学ぶところがあります。

大きなイベントは大変と思われがちですが、それは思い込みかもしれません。

引っ越しやペンネームの変更のように、やってみると意外とあっさり実現できるものです。

大変だと思うから大変になるのであって、簡単と思えば簡単にできます。

大きなイベントでも、軽いフットワークと常識にとらわれない発想があれば、趣味にできるのです。

趣味に飽きたときの対処法(16)
  • 大きなイベントを趣味にする。
壁は、精神論で乗り越えるものではない。
方法論で乗り越えるものだ。

趣味に飽きたときの30の対処法

  1. 飽き性なのではない。
    熱中できる趣味にまだ出会っていないだけだ。
  2. 表面ばかりでは、飽きる。
    深掘りをすれば、飽きない。
  3. 趣味を嫌々する状態になったときの、2つのステップ。
  4. 下手すぎて嫌になったのを飽きたと勘違いしていないか。
  5. あくびが出るなら、次のコンテンツに移るのが吉。
  6. 趣味の成長が感じられなくなったとき、どうするか。
  7. 趣味が楽しめなくなったら、やめてもいい。
  8. 趣味に飽きることを、ネガティブに捉えない。
  9. 「好きだった趣味が楽しめなくなった」という人には、どう声をかけるのがいいか。
  10. 動画だけですべて学べるわけではない。
    動画で学べるのは、初級・中級レベルまで。
  11. 趣味ができることは幸せなこと。
  12. 結果を出せなかったとき、2通りの人がいる。
    ただひたすら落ち込む人、悔しさをバネにする人。
  13. 趣味という意識があるうちは、まだ本当の趣味ではない。
  14. 「仕事と趣味、どちらを取ればいいでしょうか」と人に聞かない。
    聞かれても答えない。
  15. 「えっ、もうこんな時間!」と驚くのが、趣味の醍醐味。
  16. 大きなイベントも、回数が多いと、趣味になる。
  17. 壁は、精神論で乗り越えるものではない。
    方法論で乗り越えるものだ。
  18. 天気や季節によって趣味を変えてみよう。
  19. 無趣味であっても、楽しい人生を送っている人は大勢いる。
  20. 趣味の最中に幸せを感じなくても、正常なこと。
  21. 謙虚な気持ちを忘れると、趣味に飽きて長続きしない。
  22. 英会話は、趣味をテーマにして学ぶと、習得が早くなる。
  23. 趣味を始めるきっかけは「楽しそう、面白そう」でなくていい。
    「気になる」でいい。
  24. ジョブホッパーがあるなら、ホビーホッパーがあってもいいはずだ。
  25. 趣味の基本は、自己満足。
    世のため人のためという考え方は不要。
  26. 趣味では、非効率も大事なこと。
  27. 2択で迷ったら、コインで決めよう。
  28. 飽きたものは仕方ないと言うのは簡単。
    具体的に理由を探ってみることが大切。
  29. うまくいかなくても「ダメだ」より「惜しい」と言うのが良い。
  30. 「熱しやすくて冷めやすい性格」というセリフに心当たりはありませんか。

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