あなたはファンレターを書いたことがありますか。
好きな芸能人・作家・スポーツ選手など、憧れの人がいれば、ファンレターを書いたことがある人も多いのではないでしょうか。
中には外国の俳優に向けたファンレターを、エアメールで送った人もいるかもしれません。
ファンレターは、書く側・受け取る側の双方にとって嬉しいものですね。
さて、憧れの人にファンレターを書くのもいいですが、大事な存在を忘れていませんか。
自分です。
憧れの人にファンレターを書いたことはあっても、自分宛に書いたことはないのではないでしょうか。
自分宛にファンレターを書くなんて、見たことも聞いたこともないでしょう。
そもそも考えたこともない人が大半のはずです。
ここが盲点です。
たまには自分宛にファンレターを書いてみましょう。
面白くて新鮮なアプローチになること間違いなし。
書いてみたことがないなら、なおさらやってみる価値はあります。
あなたを一番注目しているのは、あなたです。
あなたの一部始終を知っているのも、あなたです。
あなたほど、あなたのことを詳しく知っている人物はいません。
あなたのことをほかの人は理解していなくても、あなたならしっかり理解しているはずです。
誰でも自分が一番であり、自分が好きでしょう。
つまり「自分は自分のファン」ということです。
誰でも自分が一番好きなのですから、自分で自分にファンレターを書いてみるのもありです。
遊び半分でもいいので、ぜひ書いてみてください。
「いつも拝見しています」
「いつも活躍する姿を拝見しています」
「影ながら応援しています」
自分を客観視することになって面白い視点を楽しめるでしょう。
最初は違和感があって不思議な感じがあるでしょうが、新鮮な感覚を覚えるはずです。
書き終わったら、普通のファンレターのように、切手を貼って自分の住所宛に投函してみましょう。
数日後、自宅に手紙が届いて、新鮮な気持ちを体験できるでしょう。
そして、もっと自分が好きになれるに違いありません。
自分で自分を勇気づけることになります。
なかには「自分のことが嫌い」という人もいるかもしれません。
自分のことが好きでなくても、自分宛にファンレターを送ってみてください。
「ファン」という言葉を使うことに抵抗があるなら「隠れファン」という言葉を使えばいい。
「好き」という言葉を使うことに抵抗があるなら「応援」という言葉を使えばいい。
「いつも見ています。隠れファンです。陰ながら応援しています!」
自分を肯定することにつながります。
ユニークな試みですが、だからこそ面白いのです。
ファンレターを書くと、日頃の自分の努力や積み重ねを思い出していけます。
「もうちょっと頑張ってみるか!」という気持ちが少し湧いてくるだけでも、書く意義はあります。
自分で自分にファンレターを書くことも素晴らしい。
自分宛に書くファンレターも、大切な宝物です。