緊張をほぐすには、仮眠が有効です。
仮眠とは、本格的に寝ないで、短時間だけ寝る行為のことをいいます。
緊張対策として当たり前の方法の1つですが、緊張して心に余裕がないときは、選択肢から外れていることが多い。
学校や職場の都合もありますが、状況が許すなら、素直に仮眠を取ってください。
目を閉じて休むと疲労が軽減して、心と体を落ち着かせることができます。
仮眠には仕事の能率を高める働きもあるため、外国では「パワーナップ」と呼ばれることもあります。
浅い睡眠になるかもしれませんが、効果が感じられるはずです。
緊張して大変なときは、あいた時間を使って仮眠を取りましょう。
たとえば、昼休みの休憩はいかがでしょうか。
自分の机でうつぶせになって仮眠を取ると、気持ちが落ち着いているでしょう。
状況が許すなら、デスク用の枕を使うと仮眠もスムーズです。
30分が無理なら、15分でもいい。
15分が無理なら、5分でもかまいません。
緊張で寝られず、目をつぶっているだけになるかもしれませんが、それでもかまいません。
たとえ寝られなくても、心と体を休ませることができます。
短い時間であっても、瞑想に似た状態になるため、心が落ち着いて平常心を取り戻せるでしょう。
ただし、睡眠時間には要注意です。
仮眠が30分を越えると、本格的な睡眠になり、夜の睡眠を妨げる可能性があります。
寝起きも意識がぼんやりして、本来のパフォーマンスを取り戻すのに時間がかかることがあります。
仮眠を取るなら、30分以内が目安です。