執筆者:水口貴博

気品と美しさを身につける30の方法

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拾わない、もらわない。

拾わない、もらわない。 | 気品と美しさを身につける30の方法

品のある人は、物を拾わないし、もらいません。

拾いものやもらいものには、愛着がないからです。

品のある人は、優しいからと何でも拾ったり、もらったりすると思われがちです。

しかし、実際、本当に何でももらい、拾ってしまえば、ごみ屋さんになります。

品格のある人は、拾わないし、もらいません。

「これ、あげるよ」とはいえ「お気持ちは嬉しいけど、必要ありません」と断ります。

品のある人は、愛着を大切にするからです。

拾ったもの、もらいものには、愛着がありません。

誰かに突然、物をもらっても、それには愛着がありません。

一生懸命に働いて得たお金で買うときに、愛着が出てくるものです。

思い出や苦労が加わります。

物に対して、思いが込められ、購入後も本当に大切にしようという気になります。

努力もなく手に入れたものに、深い愛情はなかなか出てくるものではありません。

それになにより、もらいものが本当に自分にとって必要な物とも限りません。

本当に必要なら、もうすでに買っています。

自分の物にしたいと思う気持ちがあるほど、自分のお金で買おうという気持ちになるはずです。

拾ったものやもらいものには、そうした感情を無視して、突然手に入れてしまうことになりますから、深い愛情が感じられません。

もらうことになっても、たいてい使わないものです。

私は自分で買った本は進んで読みますが、他人からもらった本は不思議と読む気になれません。

自分の好みの本ではありませんし、読もうという気持ちもありません。

もらったものですから「いつでも読める」という軽い気持ちになり、ほこりをかぶってしまうことになるのです。

生活の中でほこりをかぶっているものほど、誰かにもらったものや、どこかで拾ったものです。

愛がないから、つい、ほったらかしにしているのです。

なら、初めからもらわないことです。

品のある人は、もらっても愛がないから、ほったらかしになるであろう未来が見えています。

拾わないし、もらわないのです。

自分の豊かな生活のために、本当の必要な物だけを持ち、必要のないものはできるだけ持たない努力をしています。

気品と美しさを身につける方法(17)
  • 拾わず、もらわず、自分で買う。
明日の準備をしてから、帰る。

気品と美しさを身につける30の方法

  1. 本当のかっこよさは、品のある雰囲気から生まれる。
  2. 顔をきれいにする前に、部屋をきれいにする。
  3. 人目のないときでも、整理整頓、できていますか。
  4. 品というオーラの根源は「きれいにしたい」という気持ち。
  5. 足元からも、オーラが出る。
  6. 着信メロディーは、迷惑の元。
  7. 品性とは「余裕」のことである。
  8. ごみ箱は、心の中の表れ。
  9. 経験数が増えることで、品性が向上する。
  10. 緊張することで、品性が養われる。
  11. ささいなことほど、丁寧に扱う。
  12. ため息をつかない。
  13. 電話をかける側が、腰を低くすることが品のあるマナー。
  14. 「落ち着き」は、品格のある印象を醸し出す。
  15. 気になる態度も、ほかの人から見れば小さな迷惑として映る。
  16. がははと笑うと、品が下がる。
    にっこり笑うと、品が上がる。
  17. 拾わない、もらわない。
  18. 明日の準備をしてから、帰る。
  19. いらない物は、徹底的に捨てる。
  20. 余裕のある生活を送ろう。
  21. 毎日使う日用品は、精神状態に大きく関わりを持つパートナー。
  22. 「まあいいか」と思うところほど、まめに行動する。
  23. 個性を表現し、さらに引き出していくために、ファッションがある。
  24. 知識は、気品があってこそ、引き立つ。
  25. お金がなくても楽しめるセンスを、品という。
  26. 五感を通して感じることを、感動という。
  27. 愛を感じるために、愛を削っていませんか。
  28. 部屋の物が少ないほど、生活に品が出る。
  29. 品性のある人は、背中にも目がついている。
  30. むかっとした出来事を反面教師にできる人が、立派になる。

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