世の中には、さまざまなかっこよさがあります。
美しいアクセサリー、かっこいい服、髪型、香水など、自分を今以上に美しく見せる方法はいくらでもあります。
ですが、そうしたアクセサリーや服も、身につける本人の気品によって、かっこのよさが決まってしまいます。
服の問題ではなく、着る本人に問題があれば、どんな服でもださく見えてしまうのです。
着飾っている女性が、下品な言葉を使っていると、その瞬間から品位が下がってしまいます。
どんなにいい香りのする香水でも、どんなに美しい洋服でも、格が落ちてしまいます。
本当の気品は、物から出るものではありません。
体の内側から出るものなのです。
かっこよさを、アクセサリー・服装・香水などに求めてはいけません。
それは、2次的なかっこよさであり、本当のかっこよさではありません。
では、本当のかっこよさとは、どこを言うのでしょうか。
本当のかっこよさは、雰囲気なのです。
その人からにじみ出る空気であり、気品です。
これが、本当のかっこよさです。
これだけは、今すぐお金を出して手に入れられるものではありません。
教養・しぐさ・マナー・話し言葉・話し方など、総合的な人間性を整えることで、少しずつ上品な雰囲気が出るようになります。
気品のある雰囲気が漂う女性として有名なのは、オードリー・ヘップバーン。
話し方はりんとして、いつも自信に満ちあふれた態度。
座るときは手を膝の上に置き、落ち着いている。
歩くときは、いつも背筋が伸びています。
オードリー・ヘップバーンが地味な服を着ても、品があるように見えることでしょう。
上品な雰囲気さえ出ていれば、何を着ても似合います。
上品な雰囲気が彼女全体を包み込んでいるため、地味な服さえも、上品に変えてしまいます。
人を美しく上品に変えるために本当に大切なことは、身につける装飾品ではありません。
体全体から出る雰囲気によって決まります。