大人になるにつれて子ども心を忘れがちです。
学校を卒業して、社会人になると、遊んでばかりはいられなくなります。
昔描いていた夢は、すっかり忘れた。
考えることといえば、お金のことばかり。
将来は、期待より不安のほうが大きい。
仕事のこと、家のこと、貯金のこと、病気のこと、年金のこと。
考えては、胸をえぐられるような気持ちになり、大きなため息が出る。
昔は夢を描いて生きていましたが、いつの間にか、すっかり現実的な人間になってしまうのです。
しかし、そんなときこそ、子どもとふれあって笑いましょう。
親も昔は子どもでした。
大人は、子ども心を完全に忘れたわけではありません。
子どもを笑わせようとすると、子どもの気持ちに寄り添う必要があり、子ども心を思い出せます。
子どもを楽しませることを、自分の楽しみにしましょう。
子どもは、ボールが転がっているのを見るだけで、3分くらいは大喜びします。
子どもに戻ったつもりになって、変な顔をしたり変な声を出したりして、子どもは腹を抱えて大笑いするでしょう。
そういう様子を見て「無邪気だなあ。そういえば、自分も昔こうだったなあ」と思い出すのです。
自分とわが子を重ね合わせる。
親であっても、子どもに戻る時間は必要です。
子ども心に関しては、子どものほうが先生です。
親も子どものように振る舞うと、ストレス発散になります。
子どもと接していると、だんだん子ども心を思い出し、親も子どものように楽しめるようになります。