品性は、ごみ箱にも表れます。
ごみ箱も、品性を大切にするうえにおいて、無視できないポイントです。
品のある人は、ごみ箱がごみによっていっぱいになる前に、ごみを捨てます。
いっぱいになってからでは遅い。
いっぱいは、すでに余裕がなくなっているからです。
品性がどんなところに表れるかというと「余裕」に表れます。
余裕こそが品格のステータスであり、安定と落ち着きのある雰囲気を作り出します。
ごみ箱がいっぱいになってから捨てる人は、その人の心も余裕のない状態です。
余裕のない人の特徴は「いっぱいになってから対処する」ということです。
問題として表面化してから対処する習慣になっています。
こうした習慣を持っているということは、そうさせている心も、ごみでいっぱいにならないと問題を対処しません。
スケジュール管理、部屋の掃除、約束など、これらは結局その人の心の問題です。
心に余裕がある人は、スケジュール管理、部屋の掃除、約束にも余裕を持って、行動します。
大型重機に例えると、心の中は操縦席にあたります。
操縦席が汚れたり散らかっていたりすると、集中力の妨げになり、仕事に悪い影響が出ます。
操縦席の環境が、行動にもなって現れるのは、人間の心と同じ。
人間も、操縦席である心の中がごみで散らかっていると、生活における行動もぎこちなくなります。
焦り、緊張、不注意が多くなります。
ごみ箱は、心の中が見えてしまう場所。
ごみ箱で、心の中まで丸見えです。