上品さは、足元からもオーラが出ます。
品のある人が歩くと、カツカツと音がしません。
歩く足音が静かであり、近寄ってきていることがわからないくらいです。
ハイヒールのような比較的、足音の出やすい靴でも、できるだけ音が出ないように歩こうと心がけます。
一方、品のない人が歩くと、カツカツと音がします。
歩き方ががさつになっているため、音が出てしまうのです。
音が出ていることにさえ、本人は気づいていません。
ほかの人は、足音を聞いています。
足音から出る音によって、その人の品がいつの間にか相手にも伝わっています。
シンデレラが、階段をガニ股でがつがつ音を立ててあがっているところは、品がなく見えてしまいますよね。
音が大きければ大きいほど、品は失われ、音によって周りに迷惑をかけます。
品は「音が静か」というところに表れます。
音が静かになるように、手足の動きを整えた行動ができる人は、自然と品が出てくるのです。
品を出したいからと、音を出すのではありません。
品を出したいと思うほど、音を出さないように心がけることが大切なのです。