執筆者:水口貴博

気品と美しさを身につける30の方法

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品性のある人は、背中にも目がついている。

品性のある人は、背中にも目がついている。 | 気品と美しさを身につける30の方法

品性のある人は、背中にも目がついています。

前だけに注意を払っているのではなく、後ろにも払っているということです。

目が前にありますから、つい前ばかりを見てしまいます。

後ろは意識をしないかぎり、なかなか気にしないものです。

特にオヤジは、前のことばかりしか考えておらず、後ろのことは考えてもいなければ、視野にも入れていません。

後ろに目がないと、後ろの出来事に気づけません。

自分の行動がいつの間にか、後ろの人の迷惑になっていても、気づくチャンスを失います。

品性のある人は、周りに迷惑がかからない行動をします。

なぜ、周りに迷惑がかからない行動ができるのかというと、後ろにも目があるからです。

前のことだけでなく、後ろのことにもきちんと注意を払い、いつの間にか、後ろに迷惑をかけていないかと気にしているのです。

私は、先日電車に乗るとき、こんな光景を目にしました。

切符を取り出そうと、改札口の前で立ち止まっているのです。

なぜNGなのか、わかりますよね。

改札口の前で立ち止まられては、後から来る人が改札口を通れないからです。

改札口の目の前で、ポケットや財布を確認している様子でした。

ほかの人を通さないように、邪魔をしているようにさえ見えてしまいました。

後ろには、長い行列ができ、それにもまったく気づいていない様子でした。

後ろで待っている人は迷惑そうな顔をしています。

私も迷惑そうな顔をしている1人でした。

後ろに目がある人なら、自分が今、周りに迷惑をかけていることに気づけます。

改札口の入り口で取り出さなくても、ちょっと横にそれたところなら、迷惑にならずに改札口を通ることができたはずです。

背中に目をつけていないと、こんなことになってしまうのです。

気品と美しさを身につける方法(29)
  • 背中にも、目をもつ。
むかっとした出来事を反面教師にできる人が、立派になる。

気品と美しさを身につける30の方法

  1. 本当のかっこよさは、品のある雰囲気から生まれる。
  2. 顔をきれいにする前に、部屋をきれいにする。
  3. 人目のないときでも、整理整頓、できていますか。
  4. 品というオーラの根源は「きれいにしたい」という気持ち。
  5. 足元からも、オーラが出る。
  6. 着信メロディーは、迷惑の元。
  7. 品性とは「余裕」のことである。
  8. ごみ箱は、心の中の表れ。
  9. 経験数が増えることで、品性が向上する。
  10. 緊張することで、品性が養われる。
  11. ささいなことほど、丁寧に扱う。
  12. ため息をつかない。
  13. 電話をかける側が、腰を低くすることが品のあるマナー。
  14. 「落ち着き」は、品格のある印象を醸し出す。
  15. 気になる態度も、ほかの人から見れば小さな迷惑として映る。
  16. がははと笑うと、品が下がる。
    にっこり笑うと、品が上がる。
  17. 拾わない、もらわない。
  18. 明日の準備をしてから、帰る。
  19. いらない物は、徹底的に捨てる。
  20. 余裕のある生活を送ろう。
  21. 毎日使う日用品は、精神状態に大きく関わりを持つパートナー。
  22. 「まあいいか」と思うところほど、まめに行動する。
  23. 個性を表現し、さらに引き出していくために、ファッションがある。
  24. 知識は、気品があってこそ、引き立つ。
  25. お金がなくても楽しめるセンスを、品という。
  26. 五感を通して感じることを、感動という。
  27. 愛を感じるために、愛を削っていませんか。
  28. 部屋の物が少ないほど、生活に品が出る。
  29. 品性のある人は、背中にも目がついている。
  30. むかっとした出来事を反面教師にできる人が、立派になる。

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