突然ですが、今から自分を振り返る時間を、ほんの数分作ってください。
大切なお話をしたいと思います。
あなたはいつのころから「いつか幸せになる」という願いを持ち始めましたか。
従来の成功哲学では「夢を持て」「目標を立てろ」という考えでした。
本屋に駆け込んでください。
何万、何十万冊という本が、あなたに成功哲学を教え、プラス思考というものを教えてくれます。
従来の成功哲学だけではなく、学校教育も、頭にインプットをする教育です。
勉強を言い換えれば「たくさんの偏見を持つ」ともいえます。
「こうしなければいけない」「こうでなければならない」という知識や考えを、インプットします。
信じられないことでしょうが、世の中にあるあらゆる出来事は、愛の表現です。
「ジュースを買う」
「友人を作る」
あなたは自分が必要とされるような生き方をしていませんか。
たくさんの人から必要とされ、求められるような生き方をしていませんか。
突然ですが、間違った道に進んでいます。
「本当に彼のことが好きなんです。愛しているんです」という悩みの相談を受けることがあります。
片思いの人に「好きな人とどうなりたいですか」と聞くと「付き合いたい」といいます。
「相手のことを本当に愛しているんですよね」と尋ねると「はい、本当に愛しています」と答えます。
信じるためには、まず疑うことです。
疑いが先にあって、次に信じるがあります。
疑うことがなく、いきなり信じてしまうのは、盲目になっている状態です。
「優しい人が好き」
「怒る人は嫌い」
そう決め付けていませんか。
ときどき「個性」の意味を誤解している人がいます。
個性を表現しようと、わざと奇抜なことをする人。
個性を出すつもりで、わざわざ人と違った行動をしようとする人。
親があなたを厳しく叱ってくれるのは、本気であなたのことを考えているからです。
友人からの言葉は、優しい言葉が多いですが、実際は、本心でない場合があります。
「嫌われたくない」「一応、友人だから」という理由から、喜ぶような言葉を選んでいます。
本当に好きなことは、おおっぴらに「これが好きです」と言って公の場では公表しません。
本当に心から好きなことは「けがされたくない」という気持ちが強いからです。
親が、愛するわが子を保護するように、自分にとって大切なことも「保護したい」という欲求が、無意識に強くなります。
あなたは、殺人犯から追われて逃げている。
走っても走っても、追いかけてくる。
「もうダメだ。追いつかれる。殺される……」
「ハイチーズ!」
街なかでは、写真を撮る光景をよく目にします。
写真をなぜ撮るのかと聞くと「いい思い出にしたいから。後で昔を振り返りたいから」と言います。
「自分さえよければいい」
利己的な人は、自分のことしか考えていないため、他人との調和が取れず、生活が傾きます。
自分さえよければいいと思っていると、より良い道を歩んでいるようでも、他人からの協力が得られないため孤立してしまいます。
「忠言は耳に逆らえども行いに利あり」
自分のためを思った忠告は聞きにくいけれど、成長ではプラスになるという格言です。
甘い言葉、優しい言葉は聞き入れやすいですが、どこか嘘があったり、効果が乏しかったりします。
あなたは、人生の計画を立てるとき、どのような計画方法で組み立てていますか。
ほとんどの人が、今から未来を見て、計画を立てています。
「今→未来」という計画の立て方です。
あなたが1から作れるもの、作ったものは、1つもありません。
すべて、すでにあるものを組み合わせたものの結果です。
私たちは、いろいろなものを創造しました。
生まれたばかりの赤ちゃんは、がらがら音のするおもちゃを手放しません。
振れば、がらがらとなるおもちゃは、赤ちゃんにとって最高の遊び道具です。
しかし、さらに成長すると、がらがらを手放し、積み木で遊ぶようになります。
「やる気が出ない、元気が出ない。ああ、自分はやはりダメな人間だ……」
行動することを精神力の問題にしている人をよく見かけます。
やる気が出なくて、行動できないのは、納得できる理由です。
「夢を持つ。目標を立てる」
従来の成功哲学では、自分で自分の夢を立てるという考えでした。
「自分で自分の夢を作って、何が悪い!」
自分の背中にごみがついていても、自分では見えませんから、わかりません。
自分の頭の上にハエが止まっていても、本人はなかなか気づけないものです。
顔にごみがついていても、自分では見えません。
意外なところに、喧嘩の原因は存在します。
その1つが、価値観です。
自分の価値観が喧嘩の原因になっていませんか。
人間関係にお悩みですか。
悩んだときに、どう改善しようとしていますか。
「どうすれば人間関係がよくなると思いますか」と聞けば、みんなこう答えることでしょう。
大成功を最初から求める人は、失敗する人です。
初めから大きな成功はできないからです。
大成功は、実はたくさんの小成功の集まりであることに気づきます。
意識の上昇を、知識の詰め込みによって実現しようとする人がいます。
しかし、そもそも知識の詰め込みによって、意識の上昇はあり得ないのです。
知識を詰め込みすぎると、先入観ができて、自分の考えに執着してしまい、価値観に縛られるようになります。
仕事に慣れていない人が1日かかってしまった仕事も、経験を積めば、やがて3時間でできるようになるかもしれません。
慣れと熟練が伴えば、いずれ可能となるでしょう。
人間は、順応が早い生き物です。
花が成長するときに、頑張っているでしょうか。
茎を伸ばして、つぼみが開いている花の姿は、根性、忍耐、努力として映っていますか。
いいえ、頑張っていませんね。
人間関係の先延ばしは、人生におけるチャンスの先延ばしです。
仕事の先延ばしなら、何とか取り返しはつきますが、人間関係については後からと思っても取り返しはつきません。
「大丈夫、取り返しはつく」と思っても、取り返すのは難しいでしょう。
「トラブル=障害」という認識を持っていませんか。
トラブルは壁だというのは、実は幻です。
夢であり、幻想です。
あなたはこれまで、無理をして頑張ったことはありますか。
今まで無理をしたことは、悪い結果に至ったケースが多いのではないでしょうか。
無理をしてうまくいくことは、通常、あり得ないからです。