一人暮らしを始めたら、大きな自由が手に入ります。
夜更かしも自由、夜遊びも自由、模様替えも自由、就寝時間や起床時間も自由、お金の使い方も自由です。
そんな一人暮らしでは、欲しいものがあると、つい気軽に買ってしまいます。
「あっ、これ欲しい」と思ったら、さっと手が伸び、レジでお会計をしてしまうのです。
ここが落とし穴です。
欲しいものは際限がありません。
「あれも欲しい、これも欲しい」となって、お金に羽が生えたかのようにどんどん消えます。
お金は、稼いだり貯めたりするのは時間がかかって大変ですが、なくなるときは一瞬です。
どれだけ貯蓄があろうと、油断すると、あっという間に消えてなくなります。
また買い物をすればするほど、部屋に物が増えてしまいます。
気づくと、余計なものを買っています。
つい財布のひもが緩んで衝動買いも増えてしまいます。
買った後「どうしてこれを買ったのだろう? 余計なものを買ってしまったなあ」と悔やむことになるのです。
これではお金がいくらあっても足りません。
部屋に物がたくさん増えると、もっと大きな部屋に引っ越さなければいけなくなります。
大きな部屋は家賃も高くなるので、ますます貯金が難しくなるのです。
自分の部屋は、自分の城です。
一人暮らしですから、お金の使い方も自由です。
もちろん欲しいものを買うこともあっていいのですが、買いすぎないことが大切です。
欲しいものは、できるだけ最低限に抑える努力をしましょう。
大切なことは「必要なもので満足する習慣」です。
買い物には、2種類あります。
「必要なもの」と「欲しいもの」です。
必要なものは限りがありますが、欲しいものは限りがありません。
「これは必要なものなのか、欲しいものなのか」と自分に問いかける習慣を持ちましょう。
必要なもので満足すれば、余計な出費を抑えられ、部屋の物も少なくなります。
物が少ないと、見た目もすっきりするのはもちろん、掃除も楽になります。
一人暮らしでは、お金が大事です。
余計な出費を抑え、貯蓄をするためにも、必要なもので満足する習慣が重要なのです。