昔から元気を出すためには「楽観主義が大切だ」と言います。
たしかに楽観主義は大切です。
前向きにプラスに考えることで元気も出やすくなるでしょう。
しかし、間違った楽観主義を貫いている人がいます。
現実の悪い出来事を無視して、反省も改善もしない人です。
人間なら誰でも失敗をしますし、落ち込みます。
そういうときに、悪い出来事について考えないように目を背けています。
考えるのが面倒なこともあるのでしょう。
一見すれば楽観的に思えます。
しかし、実は、これを「間違った楽観主義」といいます。
反省も改善もしないのでは、また同じ失敗を繰り返すことでしょう。
同じことがいつ起こってもおかしくない状態であるため、怯える日々になります。
反省も改善もしないことで、背後霊のようにいつまでも不安が付きまといます。
なかなか元気が出にくいです。
楽観主義のふりをして「大丈夫」と思っても、反省と改善がなければ同じことを繰り返し、成長も進歩もありません。
あなたはいかがでしょうか。
間違った楽観主義になっていませんか。
本当の楽観主義とは、失敗を反省し、改善することです。
起こった出来事のありのままを受け止め、自分の行いを省みます。
どこが悪かったのかを分析して、二度と起こらないように改善することです。
きちんとした改善ができれば、同じような失敗を繰り返すことがなくなります。
だから、悪い出来事から解放されて、元気が出やすくなります。
きちんと目を向けて、考えます。
きちんと考えることで、ストレスをなくし、心を軽くさせること。
これが真の楽観主義なのです。