お金もない。
仕事もない。
能力もない。
明るい場所から暗い場所に突然移動すると、真っ暗で何も見えなくなります。
「これでは何もできない。つまずいて転びそう」
どうしようもなく、何も行動できなくなります。
ときどき「希望がない」と嘆いている人がいます。
「人生に希望がない」
「生きる希望がない」
お金をなくした。
仕事をなくした。
大切な人を失った。
ダムの決壊は、常に小さなひびから始まります。
細部に注意を払わないとわからないような、わずかな細かい裂け目です。
そういう小さな裂け目が、いつの間にか大きな亀裂になります。
別れて苦しんでいるとき、こう考えてみませんか。
「絶望という絶景を楽しむ機会」と。
絶景といえば、高いところから眺めるものだと思っていないでしょうか。
元アメリカ大統領であったリンカーンは、大統領になる前に何度も転職の経験があります。
意外に知られていないことですが、失敗続きの人生でした。
雑貨屋として起業しましたが、うまくいきませんでした。
10代の学生が、うまくいかないと悩んでいる姿をよく見かけます。
そもそも10代は、失敗をする時期です。
たくさんの失敗をして、自分の得意・不得意・特徴などを見つける時期です。
ワインを作るためには、大変長い年月が必要です。
1分で、ビンテージのワインはできません。
あるとしたら、偽物です。
「甘くておいしい薬」というのが市販されています。
飲みやすくて、薬というのを忘れてしまうほど、おいしい味がします。
しかし、そういうものに限って、効き目が薄いです。
つらいとき、悲しいとき、寂しいとき。
私たちは、心に切なさが立ちこめたとき、泣いてしまいます。
どうにもならない感情が押し寄せ、胸が締め付けられ、心が震える。
「無駄を省け」
「効率をよくしろ」
世の中では、無駄を排除する考えがはびこっています。
「先生に恵まれない」
「先生の教え方が悪い」
「学校にかようお金もない」
「もう最悪だ!」
「今が最悪のときだ」
「最悪の状況でどうしようもない」
鍵がかかっているドアがありました。
「鍵がないから、ドアが開けられないなあ」
あなたは鍵を持っていないので、ドアの向こうにいけないと諦めてしまいます。
「最低だ」
「最悪の状態だ」
「落ちるところまで落ちた」
あなたは突然1人になることはありませんか。
日常生活では、突然、1人を経験する瞬間があります。
「寂しい」
大好きだった恋人を失った。
大切な家が火事で焼けた。
人生、山あり谷ありです。
ごみ捨て場をのぞいてください。
ごみ捨ての際に、ごみ捨て場をのぞいてみると、捨てるに値しないような貴重な物が捨てられている光景を目にすることがあります。
「まだ使えるではないか。こんないいもの捨てるなんてもったいない」
夜に輝いていた小さな月は、昼間になると見えなくなります。
決して月が消えてなくなったわけではありません。
昼間は太陽がさんさんと輝いて空が明るすぎるため、月が見えなくなっています。
「あのころは楽しかったな。昔に戻りたい」
「未来はどうなるのだろうか。不安でたまらない」
過去と未来に不安を抱くことがあります。
リバーシは、ご存じですか。
2人が白と黒の駒を交互に置いて、自分の駒で挟んだ相手の駒を裏返して、自分の色の駒にするゲームです。
最終的に、どちらの色の駒が多いのかで勝敗を決定します。
「自分の親は最悪だ」
「世界で最低の親に違いない」
自分の親が本当にダメだと思うなら、実は自立ができるチャンスです。
人が成長するのは、追い詰められたときです。
私は追い詰められるのが好きです。
火事場のばか力という言葉がありますが、追い詰められたときには、思考回路もそういう状況になります。
私は大学受験に失敗をして、浪人をした経験があります。
愛媛の田舎から東京に出たい一心で、東京大学を目指して勉強していましたが、ダメでした。
浪人の勉強スタイルは、自宅浪人でした。
年を取るにつれて、叱られることが少なくなります。
子どものころは毎日叱られていたのに、年を取ると叱られる回数が急に激減します。
年を取るほど年下が多くなり、年上が減ってしまうからです。
「人間関係に悩んでいる人がいます」
私はサイトを運営していると、こうした内容の相談をよく受けます。
話を聞くと、十中八九「相手が悪い」という結論に行き着きます。
なかなか結果が出なくて、自分を疑うことがあります。
「勉強が向いていない」
「そもそも自分はばかなんだ」
「人生にこれ以上の絶望はない」
「まったく希望の光が見えない」
「最悪だ」
「もう自分の人生はダメだ」
人生がめちゃくちゃになり、希望も夢もなくなった人がいました。
お金もなくなり、家もなくなり、家族もいなくなり、もう生きている意味を感じていませんでした。