役立たないアドバイスをされたとき、あなたならどう返事をしますか。
悩みがあって誰かに相談をしたとき、役立たないアドバイスをされることがあるでしょう。
少しでもうなずけるならまだ感謝のしようもありますが、1ミリも役立たないアドバイスをされることもあるはずです。
的外れのアドバイス、時代遅れのアドバイス、非常識なアドバイスなどなど。
そんなとき、素っ気ない言葉を返す人がいます。
「そうですかねえ」
「それは意味がないと思いますよ」
「それは昔の話であって、今は通用しませんよ」
首をかしげたり、けげんな顔を見せたりすることもあるかもしれません。
心の中で「時間の無駄だった」と思うこともあるかもしれません。
つい冷たいリアクションを取ってしまいがちですが、心当たりがあれば要注意です。
こういうときのリアクションはすでに決まっています。
「ありがとうございます。参考にさせていただきます」と感謝の言葉を伝えましょう。
もちろん笑顔で伝えたい。
役立たないアドバイスをされても、素直に感謝を返すのが良いのです。
役立たないと思うかもしれませんが、本当に役立たないかはわかりません。
後になって役立つことがあります。
しばらくしてから「なるほど、そういう意味だったのか!」と合点がいくことがあります。
聞いたときは意味が理解できなくても、後になってその意味が理解できることはよくあることです。
あるいは、問題解決の糸口、ヒント、ひらめきにつながることも考えられます。
直接の答えでなくてもいいのです。
直接的に役立たなくても、間接的に役立つというケースは少なくありません。
聞いたときは参考にならないと感じても、後になって役立つことは大いにあり得るでしょう。
だからこそ感謝です。
役立たないアドバイスをされても、素直に感謝を返すのが得策です。
少なくとも自分のために時間と労力を割いてくれたことは事実ですから、一言でもお礼を言っておくのがいいでしょう。
コミュニケーションは、肯定や感謝から入ると、スムーズな人間関係になるのです。