挨拶をされることは、ありがたいことです。
「挨拶をされるのは普通のこと。当たり前のこと。特別なことでも何でもない」と思うかもしれません。
いいえ、それは思い込みです。
自分に注意を向けてもらえたということです。
無視することもなく、顔を背けることもなく、わざわざ声をかけてもらいました。
だからありがたいことです。
挨拶には「あなたのことを認識していますよ、受け入れていますよ、好意を持っていますよ」という意味があります。
挨拶の声をかけてもらえると、誰でも嬉しくなりますね。
特に憧れの人から「おはよう!」と挨拶してもらえると、飛び上がるほど嬉しいはずです。
挨拶は、その人の口から発しているのではありません。
その人の心から発しています。
挨拶も、温かい言葉の1つです。
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」という挨拶には、人の温かみがあるのです。
挨拶をするとき、わずかながら労力がかかります。
喉の声帯を震わして声を出す。
頭を下げたり、腰を曲げたりする。
表情筋を動かして、笑顔を作る。
もちろん仕事というほどではありませんが、ほんの少しだけ手間暇がかかっています。
挨拶をされたということは、わざわざ自分のために貴重な時間とエネルギーを割いてくれたということです。
だから、挨拶をされることはありがたいことです。
誰かに挨拶されたら、感謝の気持ちを持つだけの価値があるのです。