人からアドバイスをもらうことがあるでしょう。
有益なアドバイスであればいいのですが、そうでないこともあります。
無益なアドバイスをもらうことも少なくありません。
既知の情報や的外れの内容です。
ありがちなシーンですが、ここでどんなリアクションを取るかです。
まず心がけたいのは「冷たいリアクションは控える」ということです。
既知の情報であっても「それくらい知っています」とは言いません。
的外れの内容であっても「まったく参考になりません」とは言いません。
これこそ「余計な一言」というものです。
正直であるのはいいのですが、失礼な言い方は好ましくありません。
せっかくいただいた親切をないがしろにすることになります。
少々配慮に欠けていて、相手に不快感を与えることになるでしょう。
場合によっては人間関係にひびを入れることにもなりかねません。
少なくともあなたのためを思ってアドバイスしてくれたのは間違いありません。
アドバイスが既知の情報や的外れの内容であっても、失礼な言い方は避けておきましょう。
あなたなら、どんなリアクションをしますか。
無益なアドバイスをもらったとき、取るべきリアクションは1つです。
余計なことは言わず、素直にお礼を伝えましょう。
「ありがとうございます。参考にさせていただきます」
これでいいのです。
既知の情報であっても無益にはなりません。
再確認の意味になるので、これはこれで有益です。
無益に感じても実際はわかりません。
そのときは無益に思えても、のちのち何らかの気づきやヒントになる可能性があります。
何らかのタイミングでぴんと来て、アイデアや解決策につながることもあるでしょう。
だから、お礼を言うのです。
少なくとも相手から親切があったのは事実ですから、お礼の一言が適切です。
感謝の言葉を伝えると喜ばれます。
聞いてもいないアドバイスや押し付けがましいアドバイスもあるかもしれません。
そうだとしても、やはりお礼が欠かせません。
ひとまずお礼を伝えれば、スマートな返事となります。
雰囲気を壊すこともなく、会話も穏便です。
これが大人の対応です。
人からのアドバイスは、有益・無益に関係なく、素直にお礼を伝えるのがベストです。