口うるさい上司が苦手という人が多いもの。
細かい指摘が多かったり、毎回しつこく同じことを言ってきたりして、うっとうしいと感じる人もいるでしょう。
何かと口を挟んでくると、ストレスもたまってしまいますね。
あなたの職場にも、口うるさい上司がいてうんざりさせられているかもしれません。
しかし本当のことを言うと、口うるさい上司ほど、感謝すべき存在です。
口うるさい上司の言葉に、耳を傾けてみてください。
うるさいと言ってしまえばそれまでですが、深呼吸をして、落ち着いて聞いてみてください。
あらためて考えてみると「たしかにそのとおり」と思えるのではないでしょうか。
一言一句が貴重な指摘になっていることが多いはずです。
耳に痛いと感じるのは、図星だからです。
無料で改善点を教えてくれるのですから、これほどありがたい存在はありません。
口うるさい上司にむっとするのではありません。
「なるほど、私のここがいけなかったのですね! 貴重なご指摘、ありがとうございます!」と喜べばいいのです。
注意されたら、素直に受け止め、改善に生かすのがベストです。
「遅刻が多い」と言われたら、早めの出勤を心がけましょう。
「報連相が少ない」と言われたら、報連相を増やしましょう。
「机の上が散らかっている」と言われたら、机の上をきちんと片付けましょう。
「ネクタイが曲がっている」「肩にふけが落ちている」と言われたら、身だしなみに注意しましょう。
「仕事が遅い」「話し方が遅い」など、本人の気質や性格に関わることで、どうしようもないこともあるかもしれません。
それでも工夫を凝らせば、何かできることがあるのではないでしょうか。
段取りを考えたり、ツールを導入したりなど、仕事の効率化を図りましょう。
口うるさい上司のおかげで、自分の悪いところが見つかり、どんどん成長できます。
貴重な指摘として受け止めると、すべて感謝できます。
上司からぶつぶつ言われるのは、関心を持たれている証拠でもあります。
完全に無関心であれば、口うるさく言いません。
どうでもいいと思われるので、何も言われないのです。
口うるさく言われるのは、それだけ期待されている証拠とも言えるので、これはこれでありがたいことです。
自分が上司から期待されていることに気づけば、口うるさい上司に対する見方も前向きに変わるのです。
口うるさい上司に限ったことではありません。
口うるさい親、口うるさい友人、口うるさい先生にも感謝です。
口うるさいことに感謝に気持ちを持てば、人間関係は良好になるのです。