時には待つことも大切な仕事です。
ベストタイミングまで待つ。
機会が巡ってくるまで待つ。
相手の都合が合うまで待つ。
待つべきときは、きちんと待つことが大切です。
待つだけでいいなら、これほど楽な仕事はありません。
待つのが必要な場面では、欲をコントロールして、きちんと待つのが得策です。
ところが待つだけとはいえ、なかなか苦しい。
欲求や感情を抑えるだけですが、自分の欲求を押し殺して待たなければいけません。
最初はうまく我慢できても、だんだんつらくなってくるときがあります。
人は前頭葉が発達している生き物です。
強い情動が湧いても、それをコントロールする能力が備わっています。
いらいらしても落ち着かなくても、待つのが仕事なら、じっと待つのが正解です。
もし待つのがつらくなったら、トレーニングされた盲導犬を思い出してください。
盲導犬は「待て」が得意です。
目の前に餌があっても、飼い主が「待て」の命令を出すと、ぐっとこらえて我慢します。
よだれを垂らしながら、欲を抑えて待ちます。
10分でも20分でも待てます。
たとえ飼い主がその場から離れても、命令を守ります。
犬ですら待てるのです。
もし待つことができないなら、あなたは犬以下ということになります。
犬以下になりたくないなら、頑張って待てる人になりましょう。