「自分は無気力な人間だ」
「なかなかやる気が出ない」
「元気が出なくて苦労している」
ときどき無気力に悩んでいる人がいます。
気力が湧かないと、モチベーションも上がらず、行動を妨げます。
体を動かす筋肉はあっても、動かそうとする気力がなければ、動きません。
気持ちがぼうっとしたり、体が抜け殻のような感覚になったりして、何をする気も起きない。
「ただ呼吸をしているだけ」
「ただ生きているだけ」
「不毛な時間を過ごしているだけ」
もやもやした考えが頭を巡り、変な罪悪感に苦しめられます。
無気力で苦しんでいると、目の焦点が定まらず、ふらふらすることもあります。
無気力の自分に嫌気を起こしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、無気力と思い込むのはまだ早い。
少し誤解しているだけです。
本当に無気力なら、もう死んでしまっているでしょう。
胸に手を当て、心臓の鼓動を感じてみてください。
どんなに元気がなくても、心臓は休みなく動き続けています。
あなたが起きているときはもちろん、寝ているときもどんなときも、心臓はずっと動き続けています。
あなたの中には、偉大な生命力が宿っているのですから、無気力というのは思い込みです。
元気はないのかもしれませんが、少なくとも生命力はあるのですから、必ず気力は出ます。
気力の出し方がわからないだけです。
自分は無気力と思い込むのではなく、気力の出し方を工夫してみてください。
たとえば、運動です。
激しい運動は必要ありません。
軽い運動でも十分です。
筋肉は気力を生み出す発電機です。
散歩や掃除を通して、軽く体を動かしていくうちに、だんだん気力が出てくるでしょう。
だんだん体温と心拍数が上昇して、気づけばテンションも上がっているはずです。
また、とりあえず仕事に着手する習慣も大切です。
元気もやる気もなくてもかまいません。
気力はゼロでもいいので、とにかく仕事を始めてしまいましょう。
最初はやる気や元気がなくても、仕事をしているうちに、だんだんやる気や元気が出始めてきます。
仕事を通して刺激を受けることで、じわじわ心が温まり、テンションも上がります。
気分が乗ってから仕事をするのではありません。
仕事をするから気分が乗ってくるのです。
どうか自分は無気力と思わず、気力の出し方を工夫してください。
気力の出し方がわからないだけであり、あなたの中にはきちんと気力が眠っています。
気力を出す生活を習慣にすれば、無気力に悩むことも少なくなります。