「どうせダメに決まっている」
そう思ったときこそ、運命の分かれ道です。
日常では「どうせダメに決まっている」と思う瞬間があります。
たとえば、困難な相手に営業をかけるときや、高嶺の花に告白をするときです。
成功確率が限りなくゼロに近いと、取り組む前から「どうせダメに決まっている」と弱気になります。
失敗するとわかっているなら「行動するだけ無駄」と思います。
ダメとわかっているなら、そのまま何もせず、諦めることが多いでしょう。
しかし「どうせダメに決まっている」と思ったとしても、確定しているわけではありません。
あくまで想像でそう思っているだけのこと。
失敗で終わるとわかっていても、実際に試していないのならわかりません。
行動する前から、完全に諦めるのはもったいない。
ではどうするか。
どうせダメなら、当たって砕けましょう。
たとえば、営業の仕事です。
契約困難が予想される相手だと「どうせダメに決まっている」と思い、何もしないで諦めるかもしれません。
こういうときこそ「どうせダメなら、当たって砕けろ」の精神です。
派手に失敗しに行くつもりで営業をかけてみるのです。
思っていたとおり玉砕で終わるかもしれませんが、万が一の確率で、うまく契約が取れるかもしれません。
高嶺の花に告白するときも同じです。
99パーセント振られるとわかっていても、必ず振られるとは言い切れないはずです。
1パーセントの可能性は残っているでしょう。
告白しないで諦めたら、数年後、後悔に悩むかもしれません。
こういうときも「どうせダメなら、当たって砕けろ」の精神です。
思い切って告白すると、奇跡が起こり、OKがもらえるかもしれません。
もちろん失敗で終わることがほとんどでしょうが、それでもいいのです。
自分なりにやるべきことはやりました。
ベストを尽くしました。
たとえ失敗で終わっても、悔いはなく、すがすがしい気持ちになれるでしょう。
夢を叶えるには、そのくらいの意気込みが大切です。
どうせダメなら、何もしないで諦めるのではありません。
どうせダメなら、当たって砕けましょう。
当たって砕けに行く人が、貴重なチャンスをつかむのです。