失敗することを恐れる必要はありません。
たしかに失敗は、つらい経験でしょう。
時間やお金の無駄が発生します。
叱られたり恥をかいたりなど、精神的なショックがあります。
ストレスを感じて、腹が立つこともあるでしょう。
自分の評価が下がったり印象が悪くなったりするデメリットもあるでしょう。
失敗にはネガティブな印象が多いため、失敗を恐れる気持ちがあるのもわかります。
しかし、失敗なんて、人生全体から見れば小さなことです。
そのときは落ち込んでも、しばらくすれば、元気を取り戻すでしょう。
そのときは精神的にショックを受けても、しばらくすれば、忘れるでしょう。
たとえ時間やお金の無駄が発生しても、致命的ではないはずです。
お金を失っても、また稼げばいい。
時間を無駄にしても、次から注意すればいい。
失敗は恐れることではないのです。
では、本当に恐れたいことは何か。
それは、本気でないことです。
本気でないのは注意が必要です。
後悔を招く原因になるからです。
中途半端な姿勢で仕事に取り組んでいると、どこかでミスや手抜きが発生します。
ミスや手抜きが発生すると、不完全や中途半端になります。
ケアレスミスが増えることで、チャンスを逃したり見逃したりします。
十分な成長ができなくなります。
得られたはずの未来を得られなくなる。
「あのとき本気になっていればよかった」と後悔するのです。
後悔は、長く続く傾向があります。
本気を出した失敗は納得できますが、手抜きをした失敗は悔いが残るのでなかなか消えません。
くよくよ後悔することが続き、ため息の数が増えるのです。
失敗を恐れるより、本気でないことを恐れてください。
勉強も仕事も本気になりましょう。
スポーツも恋愛も本気になりましょう。
趣味も遊びも本気になりましょう。
人生は常に本番しかないのですから、常に本気でいることが大切です。
本気になっていれば、後から悔やむことがありません。
たとえ失敗してもいいのです。
本気の失敗には価値があります。
本気だからこそ課題や教訓が見つかり、レベルアップにつながります。
「最善と全力を尽くした結果だから悔いはない」と、すっきりした気持ちでいられます。
本気になる習慣は、後悔を減らす習慣です。
運を引き寄せ、未来を切り開く習慣なのです。