慰めてもらうのを待っていませんか。
落ち込んだとき、慰めの言葉が欲しくなります。
「誰かに慰めてもらいたい」
「慰めてくれないと元気が出ない」
「嘘でもいいから私を元気づけてほしい」
たしかに人に優しい言葉をかけてもらうと、精神が安らぎ、元気も出やすくなるでしょう。
つらいときほど、優しい言葉が心に染み渡ります。
救われた気持ちになり、癒されるはずです。
共感の言葉をかけてもらえると、一時的でも笑顔になれるでしょう。
気にかけてもらえると、自分の存在価値が感じられ、落ち込みから立ち直るのも早くなります。
元気になる言葉に触れたくなるのはとても自然なことです。
しかし、慰めの言葉を待ち続けるのはよくありません。
じっと待っていると、時間が過ぎていくばかり。
時間は、あっという間に過ぎていきます。
慰めの言葉を待っていると、人生が停滞します。
落ち込むたびに慰めてくれるのを待っていると、停滞時間も長くなります。
慰めてもらうまでぐずっているのは、未熟な子どもと変わりません。
かまってもらいたい様子が目立つと、あなたの魅力が下がってしまいます。
慰めの言葉を待ってばかりいると、慰めの言葉を待つのが癖になります。
慰めの言葉を待つのが癖になると、慰めの言葉がないと、立ち直れない人になってしまいます。
受動的な生き方では、なかなか幸せにはなれません。
偶然や成り行きに任せていると、流された生き方になります。
慰めの言葉を待つのは、もうやめましょう。
誰かに慰めてもらわなくても、なけなしの力を振り絞り、自分の力で立ち直るのです。
誰かに言われるのではなく、自分で自分に前向きな言葉を言い聞かせればいい。
「さっさと立ち直ろう!」
「早く気持ちを切り替えよう!」
「次のステージに進もう!」
自分に語りかけ、気持ちを奮い立たせます。
前向きな言葉すら出てこないなら、落ち込んだまま行動してもかまいません。
やる気や元気がなくても、体は動くはずです。
行動していると、だんだんテンションが上がってきて、元気が出てきます。
だんだん心が熱くなり、勢いもつきます。
気づけば、落ち込みが吹き飛んでいるでしょう。
慰めの言葉があれば「ラッキー」と思うくらいでちょうどいい。
慰めてもらえなくても、できるだけ自分の力で立ち直るようにしましょう。
自分の足で立ち上がり、自分の力で前に進みます。
慰めの言葉を待たなくても、意外とやればできることに気づくはずです。
「慰めの言葉がないと立ち直れない」と思い込んでいただけでした。
誤った思い込みがあると、悪い自己暗示にかかってしまい、自分の可能性を制限してしまいます。
慰めの言葉がなくても行動できるようになれば、落ち込むことも怖くなくなります。