執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

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「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。

「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。 | 犬を上手にしつける30の方法

暴力によるしつけは、一番避けたい方法です。

痛みでわからせようとするのは、犬にとっても不快なこと。

無理やり痛みでしつけようとすると、心の傷を負う原因になったり、飼い主が嫌いになったりします。

では「うまいしつけ」とは、どんな方法のことでしょうか。

それは「痛み」ではなく「快感」を与えるしつけです。

飼い主の言うことを聞くために快感を得られると、しつけが早くなるだけでなく、犬も喜びます。

飼い主にとっても犬にとっても嬉しいこと。

その快感になるご褒美には、大きく3種類あります。

(方法1)
餌を与える

犬にとって一番喜ぶのは、やはり餌です。

言うことを聞いた後に、ご褒美としてお菓子を与えると、犬は喜ぶはずです。

犬は甘いものが大好きです。

「もっと欲しいよ」と思って、飼い主の言うことを聞きやすくなります。

食べられるご褒美は、犬も食べるがために必死になるので、しつけやすくなります。

しかし、です。

いくら餌が最も効果的とはいえ、いつも餌を与えてばかりもいきません。

食べさせてばかりになると、肥満の原因になります。

そこで、2つの目ご褒美の登場です。

(方法2)
なでる

これも立派なご褒美です。

食べられる餌ではありませんが、犬には飼い主から優しくなでられることをなにより喜びます。

なでてもらえると気持ちいいし、リラックスできます。

マッサージ効果もあり、犬の心も体も両方癒す効果があります。

(方法3)
飼い主が大喜びする

飼い主が笑顔になっていたり、笑ったり、手を叩いて喜んだりしているのも立派なご褒美です。

言葉はわかりませんが「おや、すごく喜んでいるな」というのは動きや表情からわかります。

飼い主が嬉しそうに笑顔になって喜んでいると、犬も嬉しくなります。

特に大げさに喜べば喜ぶほど効果的です。

飼い主が喜んでいる顔を見られるのは、犬も嬉しいことです。

なでて笑顔になるのは、いくら与えてもなくなることはありませんから、健全なご褒美と言えるでしょう。

  • 「餌を与える」
  • 「なでる」
  • 「飼い主が大喜びする」

この3種類のご褒美をうまく活用して、犬をしつけていきましょう。

犬を上手にしつける方法(6)
  • 快感になる3種類のご褒美をうまく活用する。
犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。

犬を上手にしつける30の方法

  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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