執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

22

不意に喉に詰まらせないように、注意する。

不意に喉に詰まらせないように、注意する。 | 犬を上手にしつける30の方法

動物病院に運ばれてくるケースで多いのは、喉に異物を詰まらせるケースだそうです。

小さなものを喉に詰まらせて取れなくなり、病院にやってきます。

犬がせきを繰り返して、飼い主は「おかしいな」と気づきます。

まだ病院に運ばれるだけましです。

不幸中の幸いであり、何とか呼吸ができる状態で詰まらせています。

場合によっては、詰まらせるやいなや、すぐ窒息死してしまうことも珍しくありません。

特に気をつけていただきたいのは、散歩のときです。

のどかで何気ない散歩の途中にこそ、思わぬ危険が隠れています。

道端を歩いていると気になりませんか。

人が吐き捨てたガムです。

犬と一緒に散歩をしながら道端をよく見ると、数多くのガムが落ちていることに気づかされます。

散歩の途中、犬は道端に落ちているものに何でも興味を示します。

何でも嗅いだりしているうちに、人が吐き捨てたガムを見つけ、興味を持って口に入れてしまうことがあります。

小さなガムでも侮れません。

噛み砕けるものではありませんし、ガムは長く伸びたりくっついたりします。

体重が5キロ程度の子犬のときや、そもそも小型犬の場合は、食道が狭いので詰まらせる危険性があります。

たとえ大型犬でも、喉に詰まらせることもあるので注意が必要なのです。

犬を上手にしつける方法(22)
  • 道端に落ちているガムを口に入れさせないように、気をつける。
湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。

犬を上手にしつける30の方法

  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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