動物病院に運ばれてくるケースで多いのは、喉に異物を詰まらせるケースだそうです。
小さなものを喉に詰まらせて取れなくなり、病院にやってきます。
犬が咳を繰り返して、飼い主は「おかしいな」と気づきます。
まだ病院に運ばれるだけましです。
不幸中の幸いであり、何とか呼吸ができる状態で詰まらせています。
場合によっては、詰まらせるやいなや、すぐ窒息死してしまうことも珍しくありません。
特に気をつけていただきたいのは、散歩のときです。
のどかで何気ない散歩の途中にこそ、思わぬ危険が隠れています。
道端を歩いていると気になりませんか。
人が吐き捨てたガムです。
犬と一緒に散歩をしながら道端をよく見ると、数多くのガムが落ちていることに気づかされます。
散歩の途中、犬は道端に落ちているものに何でも興味を示します。
何でも嗅いだりしているうちに、人が吐き捨てたガムを見つけ、興味を持って口に入れてしまうことがあります。
小さなガムでも侮れません。
噛み砕けるものではありませんし、ガムは長く伸びたりくっついたりします。
体重が5キロ程度の子犬のときや、そもそも小型犬の場合は、食道が狭いので詰まらせる危険性があります。
たとえ大型犬でも、喉に詰まらせることもあるので注意が必要なのです。