執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

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湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。

湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。 | 犬を上手にしつける30の方法

犬の鼻は少し変わっています。

鼻全体がべっとり湿っています。

時には、鼻水をだらだら垂らしていることもあります。

人間が鼻水を流すときといえば、風邪を引いているときを思い浮かべることでしょう。

鼻水が流れているときは、ティッシュで拭き取る。

そんな常識から、犬も鼻水が流れ出ていると、つい、ティッシュで拭き取ってあげたくなります。

しかし、犬の鼻が湿っている事情は少し違います。

決して風邪を引いているわけではなく、湿っていて正常です。

なぜ犬の鼻が湿っているのかというと、においを嗅ぎ分けるためです。

犬は人の100万倍とも言われる鋭い臭覚が特徴ですが、鼻全体が湿っているおかげです。

湿っているほうが、においの分子が鼻の粘膜に吸着しやすく、においを嗅ぎ分けやすくなります。

食べるものが腐っているかどうかをかぎ分けたり、散歩のときに鋭い臭覚で縄張りを確認したりするなど、重要な役目を果たします。

鼻水が気になって拭いてあげるのは、犬には少し迷惑な話です。

ある程度の鼻水は、それほど神経質になる必要はありません。

もちろんあまりに鼻水がだらだら流れすぎている場合は、鼻炎を起こしている可能性もあるので、疑ってみるといいでしょう。

犬を上手にしつける方法(23)
  • 湿った鼻を、むやみに拭き取るのはやめる。
犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。

犬を上手にしつける30の方法

  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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