「犬を高いところに上げない」というのは、犬への大切なしつけの1つです。
その代表的な理由は、目線が高くなると、犬は優越感を得てしまい、飼い主との上下関係が崩れる原因になる可能性があるからです。
テーブルの上は当然ですね。
比較的低い場所である、椅子の上、ベッドの上、ソファーの上などもよくありません。
さて、目線が高くなるという理由も1つにありますが、実はもう1つ大切な理由があります。
飼い主がリラックスする場所へ、犬が容易に踏み入れることが、飼い主と犬との線引きが曖昧になる可能性があります。
ベッドの上やソファーの上は、飼い主がリラックスできる聖域です。
そこへ、犬が容易に足を踏み入れることを許していると、犬は飼い主をなめてしまう可能性があります。
「飼い主の聖域に犬は踏み込まない」というルールを徹底することです。
このように、椅子やテーブルの上に上がらせない教えを徹底しておけば、行儀のいい犬への教育にもなります。
犬の出入りを許可しているカフェやレストランでの行儀のよい振る舞いにもつながります。
「犬が移動できるのは、床の上だけ」
このルールを徹底しましょう。