妻として、ぜひ知っていただきたいことがあります。
妻が、夫とさらに仲を深めるために、夫に対して献身的に尽くします。
身の回りの世話をしたり、会話を増やしたり、愛情いっぱいに接することでしょう。
妻が夫を大切にするとき、見落としやすい点があります。
「夫の親」です。
妻としては夫を大事にしようと心がければ、夫にばかり注意や集中が向いてしまいます。
そのため、夫の親のことは、すっかり力が抜けてしまい、おろそかになります。
夫の親からすれば「自分たちの面倒は全然見てくれない」と腹を立てる。
もしかしたら、息子である夫に「嫁はできていない」と意見するかもしれません。
それが、嫁しゅうとめ問題にも発展しかねません。
夫としても、自分を世話してくれるのは嬉しいが、自分の親をほったらかしにしている妻に温度差を感じます。
「夫への愛情」と「夫の親に対する愛情」とで、大きなギャップを感じてしまいます。
これは本当によくあるケースです。
あなたの場合はどうでしょうか。
夫には、自分の親が大事にされるのは、自分が大切にされる以上に喜ばしいと感じることでしょう。
気づきにくいことかもしれませんが、夫の親を大切にしているということは、夫を大切にしていることと同じです。
夫の両親を大事にしようとする妻は、夫からも優秀だと認められます。
今まで関係がなかった人間関係ですが、ぜひ心がけましょう。
夫の親から「あの妻はよくできている」と言われれば、夫も気をよくするはずです。
もちろん実際はなかなか一筋縄ではいかないものでしょう。
思っているほどうまくいかず、四苦八苦することもあるでしょう。
しかし、やりがいはあるはずです。
夫との関係を左右するのは「夫との関係」より「夫の親との関係」が鍵を握っているのです。