専業主婦をしていると、人と出会える機会は限られます。
もし夫婦が共働きなら、妻は仕事を通して新しい人と出会ったり接したりする機会があります。
毎年、新入社員が入社してきたり、異動で人が入れ替わったりするからです。
しかし、専業主婦となるとそうはいきません。
専業主婦の活動の中心は、家の中です。
家の中では、当然出会いもあるはずがありません。
掃除をしたり、洗濯をしたり、買い物などです。
まだ子どもがいれば救いです。
育児を通して、ほかのお母さんたちと出会う機会がありますが、子どもがいない時期となると、なかなか難しい。
ときどき友人とカフェをすることはあっても、まったく新しい人との出会いは、限りなく少ないことでしょう。
そんなとき、ぜひともおすすめしたいのは「料理教室」です。
夫に相談をすれば、多少の費用は負担してくれる可能性があります。
「もっとおいしい食事を作りたい」
「もっと食事のバリエーションを増やしたい」
「もっと栄養バランスの整った料理を作れるようになりたい」
こういえば、夫は快く了解してくれるはずです。
何気なく、夫にも関係する話だからです。
妻の作る食事を口にするのは、夫です。
妻の腕前が上がれば、自分にも恩恵が返ってくることですね。
妻は、外出の機会を手に入れることができ、教室では友人を作る機会に恵まれます。
「私は教室で人とうまくやっていけるかしら」
これがうまくいきます。
料理に興味を持った人たちが大勢集まる場所です。
「料理」という同じ価値観の人たちが集まる場所ですから、あらかじめ同じ価値観を持っています。
話も共有しやすく、仲もよくなりやすいです。
教室に通うことで、独学で料理を学ぶより上達が早くなるでしょう。
また、ほかの生徒たちとの交流で、本に書かれていないような特別な料理情報など得られる機会になります。
これも、教室ならではの特典です。
季節の変わり目には、新しい生徒が入ってくるはずですから、定期的に出会いも増えることでしょう。
料理の腕前が上がれば、普段の食卓もバリエーションが増え、夫も喜びます。
料理教室に通うなら、子どものいない時期こそ、特におすすめです。
子どもが生まれる前に料理の腕を磨いておけば、生まれた後、健康面を重視したバランスのよい料理を作れます。
出産後、料理教室に通おうと思っても、子育てで多忙になるため教室に通うのが難しくなります。
発育の激しい子どもには、特に母親の作る料理の影響は大きいですから、料理の腕をあらかじめ磨いておきたいところですね。
こうした理由から、子どもがいない時期こそ、料理教室に通うチャンスです。