執筆者:水口貴博

部下を叱る30の方法

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「しなさい」より「しましょう」。

「しなさい」より「しましょう」。 | 部下を叱る30の方法

「しなさい」という言い方は命令です。

とげがあり、厳しくて圧力があり、緊張します。

また命令口調で言われると、むっとする人もいるでしょう。

偉そうな態度で言われると「自分は何さまのつもりなんだ」と思い、気分を害する人もいます。

しかも、叱っているときのようなときに「しなさい」と命令されると、なおさら強い印象を持ってしまいます。

叱るときには、命令的な言い方はできるだけ避けるようにしましょう。

代わりに「しましょう」を使えばいい。

この柔らかい言い方なら、多くの人にとって受け入れられやすくなります。

「しましょう」は働きを勧める言い方です。

強制ではありませんが、励ます言い方です。

私の場合、HAPPY LIFESTYLEで文章を書くときには「しなさい」という言い方は避けるようにしています。

「しなさい」を多用すると、圧迫感が増し、上から下を見下す偉そうな言い方になります。

文章が堅くなりがちです。

私も好きではありません。

代わりに必ず「~しましょう」で締めくくるようにしています。

「しましょう」という言い方のほうが、励ましにふさわしい表現と思ったからです。

できるだけ読者の未来につながるような言い方をしたかったのです。

部下を叱る方法(25)
  • 「しましょう」という柔らかい言い方をする。
叱るときこそ、部下に発言をさせる。
部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。

部下を叱る30の方法

  1. 叱られ上手は、叱り上手になる。
  2. 相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
  3. ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
  4. 大勢の前で叱らない。
  5. 叱るときには、2人になるのがベスト。
  6. 自分の都合で叱らない。
  7. 感情的に叱らない。
  8. 叱る前に、状況をよく確かめる。
  9. お説教は、短いほどためになる。
  10. 指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
  11. いつまでも過去の過ちを言い続けない。
    昔の話を引っ張り出さない。
  12. 人格を否定する言葉は使わない。
  13. 厳しい指摘は反抗される。
    明るい指摘は受け入れてもらえる。
  14. 叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
  15. 他人と比べて、叱らない。
  16. 追い込むように叱ると、泣けてくる。
  17. 肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
  18. クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
  19. 理由のない指摘では、部下は納得しない。
  20. 一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。
    痛い時間が短いからこそ、よく効く。
  21. 「こら!」という言葉を使わないように心がける。
  22. ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
  23. 管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
  24. 手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
  25. 「しなさい」より「しましょう」。
  26. 叱るときこそ、部下に発言をさせる。
    部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
  27. 「絶対に間違えるな。
    失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
  28. 最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
  29. にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
  30. どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。

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