私はリーダーになったばかりのころ、失敗をした経験が1つあります。
「あっ!」
部下が間違ったことをしたと思った瞬間に、すぐ指摘をしました。
しかし、部下は、驚いた表情です。
「何を言っているのだろう」という感じで私を見ています。
その瞬間、部下の失敗ではなく、実は私の失敗だとわかりました。
なぜ失敗したのか。
単なる私の勘違いだったからです。
正しいことをしているにもかかわらず、間違ったことをしていると勘違いをして、不要なところで部下を叱ってしまいました。
指摘をした私のほうが恥ずかしくなり、穴があったら入りたい気分になりました。
人間なら、そういうことがあります。
見間違いをもう一度確かめることです。
見間違い・誤解・勘違いなどです。
もしかしたら、ぼんやりして間違っているように見えている可能性もあります。
また、部下なりに特別な方法でやろうとしているのかもしれません。
叱る前にわずかな一呼吸を置いて、状況を確かめることです。
ほんのわずかでいい。
「見間違えていないよな」
「誤解していないよな」
「勘違いしていないよな」
自分に語りかけて、再度確認したうえで指摘しましょう。
無駄に叱る回数は減るのです。