執筆者:水口貴博

部下を叱る30の方法

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叱る前に、状況をよく確かめる。

叱る前に、状況をよく確かめる。 | 部下を叱る30の方法

私はリーダーになったばかりのころ、失敗をした経験が1つあります。

「あっ!」

部下が間違ったことをしたと思った瞬間に、すぐ指摘をしました。

しかし、部下は、驚いた表情です。

「何を言っているのだろう」という感じで私を見ています。

その瞬間、部下の失敗ではなく、実は私の失敗だとわかりました。

なぜ失敗したのか。

単なる私の勘違いだったからです。

正しいことをしているにもかかわらず、間違ったことをしていると勘違いをして、不要なところで部下を叱ってしまいました。

指摘をした私のほうが恥ずかしくなり、穴があったら入りたい気分になりました。

人間なら、そういうことがあります。

見間違いをもう一度確かめることです。

見間違い・誤解・勘違いなどです。

もしかしたら、ぼんやりして間違っているように見えている可能性もあります。

また、部下なりに特別な方法でやろうとしているのかもしれません。

叱る前にわずかな一呼吸を置いて、状況を確かめることです。

ほんのわずかでいい。

「見間違えていないよな」

「誤解していないよな」

「勘違いしていないよな」

自分に語りかけて、再度確認したうえで指摘しましょう。

無駄に叱る回数は減るのです。

部下を叱る方法(8)
  • 叱る前に、もう一度状況をよく確認する。
お説教は、短いほどためになる。

部下を叱る30の方法

  1. 叱られ上手は、叱り上手になる。
  2. 相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
  3. ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
  4. 大勢の前で叱らない。
  5. 叱るときには、2人になるのがベスト。
  6. 自分の都合で叱らない。
  7. 感情的に叱らない。
  8. 叱る前に、状況をよく確かめる。
  9. お説教は、短いほどためになる。
  10. 指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
  11. いつまでも過去の過ちを言い続けない。
    昔の話を引っ張り出さない。
  12. 人格を否定する言葉は使わない。
  13. 厳しい指摘は反抗される。
    明るい指摘は受け入れてもらえる。
  14. 叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
  15. 他人と比べて、叱らない。
  16. 追い込むように叱ると、泣けてくる。
  17. 肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
  18. クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
  19. 理由のない指摘では、部下は納得しない。
  20. 一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。
    痛い時間が短いからこそ、よく効く。
  21. 「こら!」という言葉を使わないように心がける。
  22. ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
  23. 管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
  24. 手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
  25. 「しなさい」より「しましょう」。
  26. 叱るときこそ、部下に発言をさせる。
    部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
  27. 「絶対に間違えるな。
    失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
  28. 最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
  29. にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
  30. どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。

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