執筆者:水口貴博

部下を叱る30の方法

4

大勢の前で叱らない。

大勢の前で叱らない。 | 部下を叱る30の方法

叱るときに注意したいのは、叱るときの環境です。

大勢の前で叱っていないでしょうか。

大勢の前で叱られると、叱られた人の落ち込みが強くなります。

「何も大勢の前で叱らなくても……」

恥さらしになります。

心に深い傷を負ってしまう人もいるでしょう。

叱られた人は、大勢の前で恥をさらしてしまうため、落ち込みます。

みんなに恥が知れ渡ってしまい、叱られた後、余計に仕事がしづらくなります。

心の動揺もかなり激しく、大勢の前で叱られたことで余計にミスをしやすくなると言っても過言ではありません。

これは経験してみないとわかりません。

大勢の前であるほど、かなりへこみます。

引きずってしまう。

偉そうな上司は、公開処刑のように大勢の前で見せしめをしようとします。

1人の失敗をネタに「ミスをすればこうなるんだぞ」と、ほかの社員にも見せつけて、圧力を掛けています。

そんな見せしめがある職場は、嫌です。

次は自分が大勢の前で恥をかくのではないかと思い、びくびくして、みんな辞めるのです。

部下を叱る方法(4)
  • 大勢の前で叱るのは、やめる。
叱るときには、2人になるのがベスト。

部下を叱る30の方法

  1. 叱られ上手は、叱り上手になる。
  2. 相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
  3. ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
  4. 大勢の前で叱らない。
  5. 叱るときには、2人になるのがベスト。
  6. 自分の都合で叱らない。
  7. 感情的に叱らない。
  8. 叱る前に、状況をよく確かめる。
  9. お説教は、短いほどためになる。
  10. 指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
  11. いつまでも過去の過ちを言い続けない。
    昔の話を引っ張り出さない。
  12. 人格を否定する言葉は使わない。
  13. 厳しい指摘は反抗される。
    明るい指摘は受け入れてもらえる。
  14. 叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
  15. 他人と比べて、叱らない。
  16. 追い込むように叱ると、泣けてくる。
  17. 肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
  18. クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
  19. 理由のない指摘では、部下は納得しない。
  20. 一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。
    痛い時間が短いからこそ、よく効く。
  21. 「こら!」という言葉を使わないように心がける。
  22. ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
  23. 管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
  24. 手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
  25. 「しなさい」より「しましょう」。
  26. 叱るときこそ、部下に発言をさせる。
    部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
  27. 「絶対に間違えるな。
    失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
  28. 最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
  29. にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
  30. どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。

同じカテゴリーの作品

1:34

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION