円満退職に必要なことは、大きく言うと、2つだけです。
「言い方」と「段取り」です。
この2つがすべてと言っても過言ではありません。
とにかく言い方と段取りに気をつけることが、円満な退職をする最大のコツです。
退職したくても、言い方が悪ければ、スムーズに退職できないことがあります。
退職は、言う側も言われる側も、強いインパクトがあります。
言い方が悪いと、スムーズにできる話もできなくなります。
相手を傷つけたり誤解されたりしないよう、徹底して丁寧な言い方を心がけることが大切です。
「今後についてご相談があるのですが、ご都合のよい時間はありますでしょうか」という、丁寧な前置きを心がけましょう。
「大変お世話になったのですが」など、上司や職場を尊重する言い方を心がけましょう。
「恩を仇で返すつもりなのか」と上司に叱られても、動揺せず、冷静に話し合いましょう。
「できれば○月○日に退職できれば助かります」という、希望を提示する言い方のほうが適切です。
落ち着いた状態で、常に丁寧な言い方を徹底することが大切です。
適当な順で、退職手続きを進めるのはよくありません。
円満な退職のためには、段取りも重要です。
1人が退職するとはいえ、大なり小なり、職場に迷惑がかかります。
できるだけ職場に風波を立てないためにも、段取りをよく考えた行動を心がけましょう。
最初に退職を切り出すべき相手。
退職日の決め方。
周りに退職を告げるべき時期。
退職について話し合う場所。
引き継ぎ資料の作成。
挨拶回り。
方法や手順を誤ると、退職がこじれ、面倒になる可能性があります。
段取りを頭で考えるのが難しければ、紙に書くと、わかりやすくなります。
気持ちよく職場から離れるには、それ相応の段取りがあるのです。