昔の失敗をいつまでも引っ張る上司がいました。
悪いところがあったときに叱るのはいいですが、いつまでも引っ張るのはよくありません。
「あのときの失敗を覚えているか」
「昔の失敗を思い出した」
「あのときのミスは一生忘れられない」
いつまでもくどくど引っ張ります。
これは一番感じが悪い。
ミスした経験をいつまでも引っ張られると、誰でも気分がよくありません。
間違いがあったことは確かです。
「知識不足」「経験不足」「考慮不足」などが原因でそういうことがあります。
そういうことが今後ないように、叱られた人はしっかり反省と改善をします。
しかし、反省や改善をした後も小言を言われ続けていると「これ以上、何をしろというんだ」と思います。
きちんと反省して改善できていれば、ほかにすることはありません。
無駄に相手を落ち込ませ、意味もない。
相手の弱みに付け込んで、有利な立場になりたいだけです。
部下の過去の失敗を持ち出して「以前にこんな悪いことがあった」と公表して、優劣を付けようとします。
これを嫌な性格といいます。
過去の失敗をいつまでも、小言を言わないように心がけるようにしましょう。
一度叱ったことは、最初で最後にします。
叱るときは叱って、後はすっきり忘れるくらいでいいのです。