執筆者:水口貴博

部下を叱る30の方法

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いつまでも過去の過ちを言い続けない。昔の話を引っ張り出さない。

いつまでも過去の過ちを言い続けない。昔の話を引っ張り出さない。 | 部下を叱る30の方法

昔の失敗をいつまでも引っ張る上司がいました。

悪いところがあったときに叱るのはいいですが、いつまでも引っ張るのはよくありません。

「あのときの失敗を覚えているか」

「昔の失敗を思い出した」

「あのときのミスは一生忘れられない」

いつまでもくどくど引っ張ります。

これは一番感じが悪い。

ミスした経験をいつまでも引っ張られると、誰でも気分がよくありません。

間違いがあったことは確かです。

「知識不足」「経験不足」「考慮不足」などが原因でそういうことがあります。

そういうことが今後ないように、叱られた人はしっかり反省と改善をします。

しかし、反省や改善をした後も小言を言われ続けていると「これ以上、何をしろというんだ」と思います。

きちんと反省して改善できていれば、ほかにすることはありません。

無駄に相手を落ち込ませ、意味もない。

相手の弱みに付け込んで、有利な立場になりたいだけです。

部下の過去の失敗を持ち出して「以前にこんな悪いことがあった」と公表して、優劣を付けようとします。

これを嫌な性格といいます。

過去の失敗をいつまでも、小言を言わないように心がけるようにしましょう。

一度叱ったことは、最初で最後にします。

叱るときは叱って、後はすっきり忘れるくらいでいいのです。

部下を叱る方法(11)
  • だらだら引きずるのはやめる。
人格を否定する言葉は使わない。

部下を叱る30の方法

  1. 叱られ上手は、叱り上手になる。
  2. 相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
  3. ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
  4. 大勢の前で叱らない。
  5. 叱るときには、2人になるのがベスト。
  6. 自分の都合で叱らない。
  7. 感情的に叱らない。
  8. 叱る前に、状況をよく確かめる。
  9. お説教は、短いほどためになる。
  10. 指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
  11. いつまでも過去の過ちを言い続けない。
    昔の話を引っ張り出さない。
  12. 人格を否定する言葉は使わない。
  13. 厳しい指摘は反抗される。
    明るい指摘は受け入れてもらえる。
  14. 叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
  15. 他人と比べて、叱らない。
  16. 追い込むように叱ると、泣けてくる。
  17. 肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
  18. クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
  19. 理由のない指摘では、部下は納得しない。
  20. 一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。
    痛い時間が短いからこそ、よく効く。
  21. 「こら!」という言葉を使わないように心がける。
  22. ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
  23. 管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
  24. 手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
  25. 「しなさい」より「しましょう」。
  26. 叱るときこそ、部下に発言をさせる。
    部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
  27. 「絶対に間違えるな。
    失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
  28. 最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
  29. にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
  30. どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。

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