あなたは、節約をどう考えていますか。
節約を心がけようとすると、たいてい次の2通りのどちらかになります。
さて、基本的なことですが、どちらが大切か、もうおわかりですね。
もちろん(2)「幸せになるために節約する」ということが、本来の節約の目的です。
しかし、ときどき節約ばかりで頭がいっぱいになり「(1)節約するために幸せを制限する」の状態になっている人を見かけます。
少しでも安い物を買うために、遠くのスーパーへ出かけ、支度に間に合わず、家族の夕飯に差し支えるのでは意味がありません。
節約するためには、何もしないことが一番ですが、何もしない生活も寂しい。
安いものばかりのため、食事が偏ってしまい、健康を失っては意味がありません。
節約のために、電話をすべて解約して、友人を失うことになっては本末転倒です。
交際費を削るために友人を捨てては、幸せはどこで感じるのでしょうか。
節約は、あまりに過度になると、幸せを奪っていく作用があることに注意が必要です。
「節約するために幸せを制限する」のではありません。
「幸せになるために節約する」のです。
節約ができても「不幸だ」と感じてしまうなら、改善の必要があると考えましょう。