金銭感覚を身につけ、養う方法は「自分で働いて稼いだお金で、生活をすればいい」というだけです。
ご存じとは思いますが、いま一度、注意をさせてください。
どんな条件であろうと、必ずお金を稼ぐ苦労は、あなたがしましょう。
親のお金で生活できる状態でも、親のお金を頼りにしてはいけないのです。
親のお金は、親が汗を流して苦労して稼いだお金です。
苦労は、あなたではなく、親がしています。
親のお金で生活しても、あなたの苦労とお金とは、まったく結びつかないのです。
あなたの苦労とあなたのお金とを結びつけて、手をつながせることが目的です。
そこで、金銭感覚が養われます。
汗を流して苦労をするのは、必ずあなたでなければいけません。
「自分の苦労=自分のお金」というふうに結びつけないと、本当の感覚が養われていかないのです。
たしかに親のお金で生活するのは、楽です。
楽ですが、いずれ親はあなたより早く先に死んでしまいます。
そのときに、あなたがすでに自分一人で生活できるくらいに大人になっていないと、親がいなくなってから困ってしまいます。
いずれにせよ、苦労をすることになるでしょう。
苦労が、早いか遅いかの違いです。
親と一緒にいると生活が楽だという人は、苦労を後回しにしているだけであって、いつかは経験しなければならないことです。
若くて体力のあるうちに、お金の感覚を身につけておかないと、後になるほど大けがをするのです。