身内が亡くなれば、悲しみのために生活活動の一部を控えます。
身内がなくなったというのに、パーティーやお祝い事など明るいことをするのは、亡くなった人に対して失礼だからです。
年賀状は、喪中の相手には送らないのは、すでにご存じのマナーですね。
間違えやすいところがあります。
「喪中の人に対して、お中元とお歳暮を贈ってもいいかどうか」です。
正解から言うと、贈ってもかまいません。
大切なポイントは「めでたい」か「感謝」かの違いです。
そもそもお中元やお歳暮は「めでたい」という意味はありません。
あくまでも、日頃からお世話になっている人への「感謝」として贈るものです。
年賀状は新年を祝いますから「めでたい」意味があるためNGです。
お中元お歳暮は「感謝」という意味ですので大丈夫です。
贈り物はしていいのですが、もちろん派手な包装、めでたい水引などは控えるようにしましょう。
それらは「めでたい」という意味が含まれているためです。
また「暑中見舞い」「寒中見舞い」も、めでたい意味は含まれていませんから送ってもOKです。
喪中の相手に贈り物をする場合には「めでたい」か「感謝」かの違いに気をつければいいのです。