身にあまる生活は、自分のステータス以上の暮らしを求める生活ということです。
分相応ではないということ。
「部屋が広い」というのは、現代では豊かさの1つのステータスです。
「部屋の広さが30畳もあるよ」というと「ええ! すごい!」と驚かれます。
家族と一緒に住むなら、まだわかります。
しかし、1人の人間が住む部屋の広さとしては、広すぎます。
たしかに部屋が広いとかっこいいし、友人が急に遊びに来たり、泊まりに来たときにもスペースを確保できます。
しかし、そんな見栄を張っているから、家賃にお金が飛んでいくことになります。
普段は使ってもいないスペースのために、貴重なお金を浪費してしまうことになるのです。
使うために、お金を使います。
使いもしないところには、お金をかけてはいけません。
身にあまる生活とは、使いもしない部分が多いということです。
分相応という言葉がありますが、その人に合った生活が、節約のためには一番の近道なのです。