お金の話をする前に、まず体の話からさせてください。
体とお金は、似ている部分があります。
体の調子の善しあしは、血液の流れがポイントです。
資本主義社会には「ゼロサムゲーム」という別名があります。
1を足して、1を引けば、ゼロに戻ります。
あなたが得をするということは、誰かが損をするということです。
「お金で損をした」
「もったいないことをした」
こういう言葉をよく耳にします。
あなたの意思ではなく、間違ったお金を使ってしまったなら、その使い方は反省しましょう。
衝動買いのように、本来必要としないものを勢いで買ってしまい、後悔をしたという場合です。
そういうときには「お金の失敗によって得られる学び」に注目しましょう。
お金の使い方を大きく分ければ、次の3つしかありません。
・消費
・浪費
物を購入するときには、大きく分けて2つあります。
・必要な物
・欲しい物
必要な物で満足するのが、お金持ちになるための習慣です。
必要な物で満足できれば、それ以上余分なものにお金を使うこともありませんから、節約ができます。
しかし、唯一、欲しい物を手に入れることが許される例外があります。
お金持ちになる原則は「欲しいもの」には手を出さず「必要な物」だけで満足します。
必要な物は限りがありますが、欲しい物には限りがありません。
本来、お金持ちの身なりは、質素です。
お金を動かすのは、人の「感情」です。
必要な物を購入するときなら、まだわかります。
しかし、不要なものまで購入する人の活動は、どこか、ストレス発散になっています。
お金の問題とは、心の問題です。
心に空虚感があるから、その穴を埋めようと、無駄とわかっている不要な消費に走り、満足を得ようとします。
心に問題が生じるのは、ほとんどの場合「家族関係」が発端になっています。
父の誕生日、母の誕生日にプレゼントは、素晴らしいことです。
もちろん友人の誕生日や恋人の誕生日にもプレゼントは欠かせません。
プレゼントをすれば、人間関係がよくなりますし、あなたのことが強く印象に残ります。
いつ結婚をするかわからないけど、いつか結婚するときのために結婚資金を貯める人がいます。
たしかに結婚式にはお金もかかります。
新婚旅行・新婚生活にもお金がかかることでしょう。
ギャンブルで、一番必死になっている瞬間は、儲かっているときではありません。
損をしている瞬間です。
儲かっているときには得をしていますから、心に余裕があります。
私の金運がよくなり始めたのは、教える立場に立ち始めてからです。
学生時代の23歳のときに、自分の知っていることを積極的にアウトプットして、教える側に立ってみました。
初めは自信もなく、恥ずかしさもありました。
世の中に、必ず儲かりますという話はありません。
逆の立場になればわかります。
もし、あなたが本当に必ず儲かる話を知っているならどうしますか。
感謝の言葉を、過去形にしていませんか。
お金の支払いをするときには、相手に感謝をしてお金を払います。
「ありがとうございました」と口にする人は、いまひとつ感謝がまだ足りません。
お金の節約のために、生活を見直す人がいます。
もちろん生活の無駄を見つけ、不要な費用を省き、節約するのは好ましいことです。
無駄はどんどん削って、節約することです。
勤勉な人は、金運が上がります。
情報力は、資本主義社会において、力になるからです。
たくさん本を読めば、たくさんの知識や知恵を身につけることができます。
お金を払うときには、金額を確かめるより、契約書の内容を確かめるほうが、はるかに重要です。
特に現金購入で高額商品の買い物をすると、大金を目にするため、お札を数えるときに手がぶるぶる震えます。
車の契約・保険の契約・アパートの契約など、契約の際に現金による支払いが必要な買い物があります。
どんな仕事をして生きるかは、あなたの自由です。
仕事の選び方には、大きく分けて2つあります。
(1)給料はいいけど、嫌いな仕事
お金が貯まる人には「お金が増える使い方」を実践しています。
お金が増える使い方には、次の2種類があります。
(1)自己投資
ある人が、自分の自信のなさを隠すために、お金を使いました。
コンプレックスをごまかすためにです。
自分に自信がなく、侮辱されるのが嫌だから、はやっているアクセサリーや高級ブランド品で身を固めました。
銀行にお金を預けておけば、ある一定の期間で、利率によってお金が増えます。
しかし、利率とはいえ、スズメの涙です。
銀行によって利率の違いは多少ありますが、いずれにせよ、低いことには変わりありません。
「怠け者がお金持ちになる習慣だって? そんなばかな!」
いいえ、本当の話です。
お金を稼ぐ人になりたければ、怠ける人になることです。
貧乏な家に生まれたら、あなたはお金持ちになるチャンスです。
貧乏の家に生まれた子どもは、お金持ちになりやすくなります。
お金がないので、たった100円の重みを敏感に感じ取ることができ、金銭感覚の身についた子どもへと育ちます。
あなたは「給料が安い」と仕事の愚痴をこぼしていないでしょうか。
「給料が安い」と愚痴をこぼす人には、2種類います。
(1)仕事の量や質は同じままで、給料だけを上げてほしいと思う人
「将来はお金が心配だ」
「家が心配だな」
「老後が不安だ」
お金持ちになるために、人の話を聞くことは重要です。
すでに経験した先人の話は、あなたの未来を開き、失敗を未然に防ぎます。
しかし、忘れてならないのは、話には「意見」と「事実」の2種類があると言うことです。
私たちは「資本主義社会」という「お金と資本が基盤の世界の上に住んでいること」を忘れないでください。
物が売られているということは、売っている人がいて、ある値段で販売しています。
お金を払えば、最終的に売っている人の元へ届きます。
器を大きくしたい。
穏やかな性格になりたい。
落ち着いた性格になりたい。