執筆者:水口貴博

苦手意識を克服する30の方法

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頭がよくなると、人を裁くようになってしまう。

頭がよくなると、人を裁くようになってしまう。 | 苦手意識を克服する30の方法

逆説的な話で、意外な事実を1つお話しします。

今まで学んできたことを、大きく変えるような事実です。

何を大きく変えるかというと、次の一言です。

「勉強すればするほど、ストレスの多い人生を歩みやすくなる」という事実です。

勉強をして、なぜストレスが増えるのかと思うでしょう。

勉強をすればするほど、頭がよくなるからです。

「頭がよくなればよいではないか。何が悪いのだろうか」

そうきましたね。

頭がよくなると、次にどうなるでしょうか。

その得られた知識を持って、人を裁くようになるのです。

たしかに役立つ知識は素晴らしい。

勉強熱心な人は、たくさんの学び、知識を得て賢くなります。

勉強をすればするほど知識が豊かになり、生活や人生が向上するように思えます。

しかし、頭に知識を詰め込む一方で、だんだん次のような言葉も増えます。

「あの人は、なってない」

「うちの両親は、なってない」

「うちの上司は、なってない」

「あの人の言葉遣いは、なってない」

「あの国は、なってない」

自分の知識を持って、人を裁いてしまうようになるのです。

自分の知識に自信を持ち、自分の理想を押し付け、相手を非難するようになる。

自分が一番だと思うようになります。

人を裁く人は、決まって頭がいい人です。

頭がいいから人を裁けます。

高学歴で、賢くて、知識が豊富な人です。

つい人を見て裁いてしまうようになり、壁ができ、対立ができ、友人が減り、幸せが減っていくのです。

本来、人を幸せにするための勉強が、人との壁を作ってしまう現実があります。

宗教も、素晴らしい教えの塊です。

しかし、皆さんよく現実を見てみましょう。

本来、一番人を救うべき宗教が、一番人を殺してしまう現実になっています。

「自分が正しい」という人同士の対立により、喧嘩になり、殺し合いになっているのです。

「正義」という大義名分で、大量の虐殺が繰り返されています。

個人という小さな単位なら、喧嘩です。

国という大きな単位なら、戦争です。

あなたも同じようなことにはなっていませんか。

嫌いな人がいるときに、相手に原因を求めるのではなく、自分を振り返ってみましょう。

あなたは頭がいい。

だから人を裁いてしまう。

あなたが勝手に理想を押し付け、裁いているだけではないですか。

自分の理想を相手に押し付けようとすると、限りがありません。

相手は相手、自分は自分。

おおらかな気持ちを持つことです。

間違っても、自分の知識を相手に押し付けたり、裁いたり、非難してはいけないのです。

本当の裁きは、人がすることではありません。

宇宙がすることです。

宇宙の中に生きているのですから、ルールには従わなければなりません。

反するものがいれば、友人と仲が悪くなったり、病気になったり、寿命が短くなったりと、適切な罰を与えます。

人が与える以上の重い罰を与えます。

本当の裁きは、あなたがしなくても、すでに「宇宙」という最高裁判官が存在しています。

宇宙に任せておけばいいのです。

苦手意識を克服する方法(30)
  • 人の裁きは、宇宙に任せておく。
まとめ

苦手意識を克服する30の方法

  1. 嫌いなことは、しなくていい。
    むしろ、してはいけない。
  2. プラス思考になろうとすることは、自分に嘘をついている姿である。
  3. 嫌いなことをしていると、嫌いな分野がもっと増えてしまう。
  4. 好きなことにも、波及効果がある。
  5. 本当に好きなことをしていると、困難を乗り越える努力とは無縁になる。
  6. 好きなことをしていると、自然とプラス思考になる。
  7. 世の中の出来事は、あなたの心が映し出された姿。
  8. 行動力は、好きという気持ちの大きさに比例する。
  9. コンプレックスほど、強いバネはない。
  10. 年を取れば、涙もろくなる。
  11. 「好き嫌い」を分ける心こそ、病気である。
  12. オリンピックの本当の目的は、1つであることに気づいてもらうため。
  13. 男と女は、別々ではない。
    1つのセットである。
  14. 境界線を見ているうちは、まだ夢の中である。
  15. 「これは私のものだ」という所有欲が、ばらばら事件を引き起こした。
  16. 捨てれば捨てるほど、不思議なことに豊かさが手に入る。
  17. 悩みは手に入れることで解決するのではない。
    捨てることで解決するのだ。
  18. 分けてはいけない。
    ありのままを素直に飲み込む。
  19. あなたが思っている好きも嫌いも、正体は「記憶」だった。
  20. 善悪は、初めからあるのではない。
    人間が作り出した幻である。
  21. つながりのない関係はない。
  22. 無限=1つも無い。
  23. 現実に問題があるのではない。
    自分の心に本当の原因があった。
  24. 経験そのものが問題ではない。
    受け止め方が問題なのだ。
  25. 親が、素晴らしくないわけがない。
  26. プラス思考にならなくてもいい。
    すべては、初めからプラスだから。
  27. 苦しみから逃れようとする力は、強大である。
  28. すべての人には、必ず才能が与えられている。
  29. 受け止め方により、プラス・マイナスが決まる。
  30. 頭がよくなると、人を裁くようになってしまう。

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