朝の時間は、夜の時間より濃い時間になります。
朝の1時間は、夜の4時間にも5時間にも匹敵します。
夜は、誘惑が多い時間帯です。
夜に限って面白いテレビ番組が立て続けにあります。
友人から電話がかかってくる時間も、たいていは夜です。
疲れがたまり、眠くなるのも夜です。
これほどの悪条件が揃っている時間帯は、ほかにありません。
私は中学生のころ、夜の勉強といえば、テレビ番組との戦いでした。
勉強したいが、できない。
その一番の原因は「テレビ」という誘惑でした。
夜に限って、面白いテレビ番組があるのです。
目が離せないほど興味をかき立てるテレビ番組があり、釘付けになります。
魔法にかかったかのように、テレビの前から動くことができなくなる。
「この番組が終われば勉強しよう」と思い、ちょっと見始めたことが失敗でした。
番組が終わると「この後~が始まります! お見逃しなく」というCMに我慢できず「少し見てから勉強しよう」と思います。
ところが、いつも少しでは、終わらないのです。
見始めると、面白さから、ついに最後まで見てしまいます。
さらに友人から電話がかかってくると、勉強に集中できなくなります。
結局勉強する時間がなくなり、そのまま寝てしまうことになります。
夜は集中できない環境が、勢ぞろいしているのです。
一方、朝はどうでしょうか。
特に早朝です。
朝の4時や5時くらいの早朝は、まだテレビ番組すら始まっていない時間帯です。
親も友人も犬も寝ているでしょう。
電話がかかってくることもなく、しんと静まり返っています。
ぐっすり睡眠を取った後は、疲れもありません。
誘惑が少なく、疲れが一番少ない時間帯です。
これほど集中できる時間帯は、ほかにありません。
朝は、夢へのゴールデンタイムなのです。
この時間を有効に活用することで、人生を加速させていけます。
朝の1時間も夜の1時間も、同じ長さです。
しかし、朝の1時間は、夜の4時間にも5時間にも相当します。
あなたは、朝型でしょうか。
夜型でしょうか。
自分の生活を、振り返ってみましょう。