「困難を乗り越える」ということには、つらくて大変なイメージがあるものです。
人一倍頑張って、努力をする必要があります。
根性、辛抱、集中力、根気、勇気など、さまざまなイメージがあります。
オリンピックのスポーツ選手たちは、みなこうしたことを乗り越えて、練習をしてきた人たちばかりです。
いつも苦しんで、眉間にしわを寄せて練習をしているというイメージがありますが、実際はそうではありません。
実際に本人たちが思っていることといえば「楽しい」しかないのです。
好きなことを楽しんできた結果、実力も伴ったということです。
もちろん困難を乗り越える場面もあったことでしょう。
しかし、好きなことをしている人には、困難さえも楽しく感じてしまうのです。
「好き」という自然の力にありのまま従った結果、湧き出た自然なるパワーです。
好きなことをすると、頑張り、集中力、根気、根性、努力、勇気という言葉とは無縁です。
あることは、楽しむことだけです。
楽しんでいるだけで自然と、根性も集中も根気も勇気も出てきます。
頑張る必要などないのです。
好きなことをしていれば、自然とそれらができてしまいます。
できないのは、好きだという気持ちが足りないからです。
困難にぶつかって「もうダメだ。やめた」と諦めるのは、本当に好きではない証拠です。
本当に好きなら「何とかするぞ」という気持ちになってしまうはずだからです。
無理をして、そう思うのではなく、好きだから楽しんでそう思います。
恋愛でも、同じです。
片思いで大好きな人がいたときには、その人のことで頭がいっぱいになりますよね。
いつもその人のことばかり考えてしまい、集中してしまいますが、頑張ってそうしているわけではないはずです。
自然と、考えてしまうはずです。
好きな人のことは、頑張らなくても集中して真剣に考えます。
努力も頑張りも不要です。
本当に好きなら、何とか振り向かせようとする努力も、自然とできてしまいます。