真実に気づくとは、汚れたメガネをきれいに磨くということです。
汚れたメガネをかけて現実を見れば、どれも汚れた世界に見えます。
実際に世の中は汚れてはいないけれど、汚れたメガネをかけているため、すべてが汚れて見えるのです。
あなたが最悪だと思っている現実は、現実そのものが問題ではありません。
あなたの心が問題なのです。
心が汚れていると、そこから映し出される世界も、すべて汚れて見えます。
心というフィルムが汚れていると、そこから映し出される映像もすべて汚れます。
真実は、好きも嫌いもない、真っ白な世界があります。
「何てつらい毎日なのだろう」
「ひどい現実だ」
そう思っているのは、錯覚です。
原因はあなたの心が汚れているからです。
汚れた心からでは、現実もすべて汚れて見えてしまうのです。
私たちは問題解決を、現実の世界に求めようとします。
現実を変えて問題を解決しようとします。
それがいけないのです。
そのやり方だからいつまで経っても、問題が解決されません。
汚れた映像を、スクリーンをきれいにして解消しようとしているようなものです。
根本的原因は、スクリーンではなく、フィルムですよ!
往々にして、人は見当違いのところを一生懸命にきれいにしようとしています。
あなたはメガネが汚れているときに、どうしますか。
メガネを磨いて、きれいにしますね。
曇って見える現実は、原因はメガネにあるのです。
それと同じことを、心にもすればいいのです。
きれいにすべきは、現実ではなく、己の心なのです。
現実は、自分の心が映し出された映像にすぎない。
現実に問題があるのではありません。
自分の心に本当の原因があるのです。