勉強をして変わるのは、頭の中だけではありません。
たしかにたくさん勉強をすれば、知識や知恵が身について、賢くなれます。
しかし、まだ表面的な効果です。
勉強をして本当に変わることができるのは「雰囲気」です。
きちんと勉強してきたかどうかは、その人の持つ雰囲気へと変わります。
恐ろしいことに、雰囲気で、その人はこれまで勉強をしてきたかどうかが、よくわかります。
隠そうとしても、それと見てすぐわかる雰囲気があります。
たくさん勉強して、さまざまなことを知っている人には、大人のオーラがあります。
礼儀があり、トラブルがあっても動揺せず落ち着きがあり、表情が穏やかです。
話をする言葉にも、勉強をしている人は、言葉や表現が豊富です。
子どもと大人とでは、雰囲気が全然違いますね。
話し方・態度・行動など、すべてにおける雰囲気が、全然違います。
子どもは、まだまだ勉強不足だから、落ち着きがありません。
子どものころは、まだいいです。
しかし、大人になっても、まだこのままではよくありません。
諦めが早かったり、わがままだったり、すぐ喧嘩をしたり「そんなの知らない」と言って横柄な態度を取る大人です。
勉強をしてこなかったから、子どもじみた言動を取ります。
勉強を重ねてきた人は、ある程度世の中のことに精通していますから、落ち着いています。
問題が起こっても、冷静に対処して、急にキレることはありません。
自分で自分をコントロールする方法を知っているので、気分に流された行動もしません。
世の中の理解、自分への理解、他人への理解があります。
この差が、勉強です。
長年の勉強の積み重ねで、変わります。
結果は、すぐ出ません。
時間がかかり、何年も必要です。
しかし、勉強の結果は、表情・行動・態度にしっかり表れます。
確実にあなたの財産になります。
木の年輪のように、見えないようで必ず見える大きさと器になるのです。